1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!日本ミステリ史上に無類の光芒を放ちつづける記念碑的傑作、著者入魂の“完全改訂版”!!
美の女神が司る“死の館”から、貴方はもう、出られないー。続発する第二、第三の殺人。執拗な“見立て工作”の意味は?真犯人は?動機は?邸内に潜む“何か”の正体とは…?『Another』の綾辻行人が智力の限りを尽くして構築した、もうひとつの代表作ー『霧越邸』は本格ミステリの様式美を究め、突き抜け、そして永遠の伝説となる!!語り下ろしインタヴュー「霧越邸秘話」収録の“完全改訂版”。
事件が始まる前に
「禁を破って邸内を探検している」
とか言いながら
勝手にひと様の家を探検しているが
雪で往生して
個人宅に避難させてもらっている状況で
禁を破るなよ。
としか言いようがない…。
こんな常識知らずたちを
家に入れざるを得なかった
館の各位かわいそう。
ずっとこのメンタリティなので
なんかもうほんと
いい迷惑だよな、この人たち。
見立てやトリックは面白かったです。
1つ目の頑張っている感じや
2つ目の方向転換頑張った感じが良かった。
犯行理由は
最初の2つと最後の1つはわかったけど
3つ目は、そんなん言われても…。
みたいになりました。
主人公にとって
一番致命的な殺人が
一番わからん理由だったわ。
館の意識みたいなのには
なんか置いていかれた。
なにもわからん。
なんで偶然の来訪者の
主人公たちの名前の暗喩?直喩?が
館のあちこちにあるのか
被害者と加害者の予言があるのか
ヒロイン?とおかあさんがそっくりなのか
館が未来を志向する精神を
読み取るとか言われましても…???
ラスト、館を再訪した主人公は
館の周りに柵が設けられていて
もう館も湖も見られない
となるのですが(ネタバレ)
そりゃそうだよ、こんな迷惑被って。
と思いました。
精神性な話っぽく描写されていましたが
館側からすれば即物的な迷惑がひどすぎた。
あとがきによれば
綾辻さんのお話は
本格と怪異幻想の両輪から成っていて
バランス切り替えてるらしい。
本格多めが本作
とんとんが暗黒館
幻想多めがAnother
らしい。
本作は本格部分が面白くて
幻想部分は、なんかちょっと…???
だったし
暗黒館もそんな感じだった。
Anotherはそのうち読むつもりだけど
こういわれるとちょっと怯むな。