【愛を積むひと】 | はるんのブログ

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日常の出来事や趣味&育児など②ほぼ自己満ブログです☆

篤史良子夫婦は、第二の人生を大自然に包まれた

 

美しい土地で過ごそうと、東京下町の工場をたたみ、

 

北海道に移り住むことを決断。

 

かつて外国人が住んでいたという瀟洒な家を手に入れ、

 

良子は野菜作りや家の内装のアレンジなどをしながら日々を

 

満喫していた。

 

一方、篤史は仕事人間だったせいか、手持ち無沙汰で暇を

 

持て余すばかり。

 

そんな夫を見かねた良子は、家を囲む石塀作りを篤史に

 

依頼する。

 

だが、以前から患っていた心臓を悪化させ、良子は

 

突然この世を去ってしまう。

 

悲しみにくれる篤史だったが、ある日、良子から手紙

 

届く。

 

自分の死期を悟った良子が、篤史のこれからを案じ、篤史に

 

宛ててたくさんの手紙を書いていたのだった。

 

そんな良子の手紙に書かれた想いに触れるうち、篤史は

 

閉ざしていた心を少しずつ開き始める。

 

石塀作りを手伝いに来る青年・徹との交流、そして

 

長年疎遠になっていた娘・聡子との再会……。

 

やがて篤史は、良子を思いながら一つ一つ石を

 

積み上げていく……。