くるみは東京で友人たちとカフェを開店させようと
していたものの、急遽頓挫してしまう。
そんな彼女のもとに、祖父の健が倒れたとの連絡が入り、
故郷・仙台へ向かう。
健は東日本大震災の後たたんだ喫茶店を
再建させようとしていたところだった。
健はくるみに店の開店準備をしてほしいと
頼むが、何もできていない店を前に、自分には無理だと
決めつけてしまう。
店を託すとともに、くるみに自分の生きる道を
見つけてほしいと願う健。
二人に残された時間は、長くはなかった……。