海外の大学に通うハーフの青年・春樹は学校を辞め、
自分の居場所を見つけるため、生まれ故郷の日本に帰国
する。
日本に着くと周囲からは変わったものを見るような目で見られ、
久々に会った両親にも理解してもらえない。
そんなある日、春樹は建設作業員として働きながら団地で
母親と暮らすハーフの青年・誠と出会う。
「ハーフ」と呼ばれることを嫌って「ダブル」と訂正する
春樹とは違って上手くやっているように見える誠だったが、
実は会ったこともない父親と向き合うことができず葛藤
していた。
春樹と誠は様々な出来事を通して友情を深め、「HALF(半分)」から
「WHOLE(全部)」になる旅に出る。