新天地を求め西部へ向う人々を乗せ、テキサスの広野を走る
列車の中で、一人の若者が無賃乗車を発見され、鞍を没収され、
列車から放り出された。
その鞍をかついだ車掌が、通路に立っている男に切符拝見に
およぶと、男はいきなり鞍に差してあった短剣で突き刺した。
これが合図だったかのように、ビリー・ケーンを頭目とする、
山賊の一団が列車を襲撃してきた。
乗客は次々と射殺され、金品は奪われたが、一車両に乗って
いたマーチンという男だけは、正確な射撃で山賊を倒していた。
ケーンは、その男が自分に射撃を教えたマーチンであることを
知り、出てくるようさけんだ。
そして出てきたマーチンの両手の甲に拳銃をうちこみ、銃を
もてるなら、いつでも相手になると言い残して
去った。
銃が持てなくなったマーチンは、若者を仕込み拳銃ショーを
して西部をまわったが、どこでも腕自慢の男たちに挑戦され、
弟子たちは死んでいった。
そんなある時、マーチンは、ふとしたきっかけでリッキーなる
若者と出会った。