神社で巫女のバイトをするしわすは、宮司の父には
就職が決まったら巫女なんかすぐにやめると
言っている。
特にやりたいことや夢があるわけではないが、幼い頃に
母が家を出ていったことがトラウマになっており何かに
つけ反発していた。
そんな中、ボヤ騒ぎや賽銭や食べ物の盗難など
神社でトラブルが相次ぐ。
夜中、しわすが境内を見回りをしていると、社殿に5歳の少年・
健太が隠れていた。
一切口をきかない健太をしばらく神社で預かることになり、しわすは
いやいや世話係をすることに。
やがて母親の美和が迎えに来るが、数日後再び健太は境内に
隠れていた。
顔には殴られた痕があり、児童相談所の相談員を
交えた話し合いの席で誰に殴られたか聞かれた健太はしわすを
指さす。
警察も動き出し、疑いの目を向けられるしわすだったが……。