恋人の死を乗り越えられずにいる立花明海は、
一冊の古本がきっかけで出会った大滝あかねから、
「時間は命と同じだから、もたもたしていたら
時間切れになってしまう」と教えられる。
見たものすべてを輝かせる“きらきら眼鏡”を掛けて
いるというあかねは、いつも前向きで笑顔だが、彼女もまた
余命宣告をされた恋人・裕二と向き合う辛い現実を
抱えていた。
過去から立ち直れず、もがきながら生きていた明海は、
毎日を輝かせようとするあかねに次第に惹かれていく。