ブラジル南部のポルトアレグレに暮らす78歳の
エルネスト。
隣国ウルグアイからブラジルにやって来て46年になる
エルネストは、頑固で融通がきかず、うんちく好きの独居老人だ。
老境を迎え、視力をほとんど失ってしまったため大好きな読書も
ままならなくなってしまった彼のもとに一通の手紙が届く。
手紙の差出人はウルグアイ時代の友人の妻だった。
手紙が読めないエルネストは、偶然知り合ったブラジル娘のビアに
手紙を読んでくれるように頼む。
手紙の代読と手紙の代筆のため、ビアがエルネストの部屋に
出入りするようになるが……。