【乱反射】幸せな家庭を営んでいた新聞記者の加山聡と妻の光恵は、 ある日、公園の木が倒れる事故で最愛の息子・翔太を失って しまう。 被害者でもある聡は、新聞記者として息子の死の真相を 突き止めようとするが、出会う人の誰もが謝罪せず、責任を認めず、 他人のせいにする。 自分の責任を認めない人たちのなかで、聡の怒りと悲しみの 矛先は、次第に自分自身に向けざるを得なくなってくる。