大日本帝国から独立後の1947年のソウル。
激しい雨が降る中、凄惨な殺人事件が発生した。
死体を目撃したという匿名の通報で駆けつけた警察に
よって、資産家ナム・ドジンがお抱え運転手のチェ・
スンマン殺害容疑で逮捕される。
しかし、現場には切断された成人男性の人差し指だけが残され、
遺体はすでに火炉で焼却されていた。
無罪を主張するドジン側のベテラン弁護士と、証拠である
指や証言から有罪に導こうとするエリート検事による法廷での
激しい攻防戦が繰り広げられる中、容疑者、そして被害者のもうひとつ
の顔が次々と明らかになっていく。