1930年代、スウェーデン北部の山間部に
居住する少数民族サーミ族は、支配勢力のスウェー
デン人によって劣等民族として差別を受けていた。
サーミ語を禁じられた寄宿学校に通うエレ・マリャは、
成績も良く進学を望んだが、教師からは「あなたたちの
脳は文明に適応できない」と告げられてしまう。
ある時、スウェーデン人のふりをして忍び込んだ
夏祭りで、エレは都会的な少年ニクラスと
出会い恋に落ちる。
トナカイを飼育し、テント暮らしの生活から
抜け出したいと思っていたエレは、ニクラスを
頼って街に出る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。