夫が聞いた佐々木先生のおはなしは、施設関係の新人さんを主な対象者としていたこともあって、自閉症の特性を詳しく話され、対処法を淡々と話したということなのですが、

その中で、特に先生が言いたいことは、
「支援者ではなく、理解者になってください」ということ。

そして、
「好きなことを9させたら、1チャレンジさせようというのは、私の経験から言っていい結果を生みません」

えぇ~。
それもダメなの?
主治医の先生からの
「新しいことに挑戦させるときは、慎重に。10のうち9はできる内容で、1だけをチャレンジさせるくらいで」
でさえ、そんなぁと思ったのに・・・。

「チャレンジ」
すごくやらせてます。


確かに、飛行機、花火、全くいい結果を生んでません。
パニックに陥らせ、「花火」とひとこと聞くだけで、ツライことを思い出してそれはなしと言わせてます。
→映画、テーマパークで暗い中に並ぶのも、花火も、飛行機も、無理なので当分やりません。

「公文」
おだてたり、脅したりしてやらせてます。ようやく、書くのは苦ではなくなったようです。まだ、字は読めません。
→字はいずれ、読めるようになると思います。
まだ、その時期が来てないだけだと悟りました。
でも、小学生になるまでに読めるようになったらいいなぁという期待を消し去ることもできず、公文教室に宿題をやらずに行かせるわけにもいかず、答えを教えてやらせてます。(-_-;)

「バレエ」
バレエ、これも、やりたいと言ったじゃないという気持ちで、少々頑張らせてしまい、バレエと聞くだけで、落ち着かない状態が続きました。
これは、こーちゃんも、はるちゃんもやめたので、納まりました。

「ピアノ」
全般的に落ち着いてできているものの、グダグダになってしまうこともあるようです。先生は、そこは心得ていて、無理なときは、別のことをやらせてくれているようです。

「幼稚園」
月曜日は行きたくない!と先生に無理やり抱っこされていく日が多いです。
(でも、最近、スムーズにいけるかな?)
いろいろな課題がありますが、先生はとりあえず誘ってみて、やってみたら儲けもので、ダメなときはやりたいことをさせているようです。
運動会でも、おゆうぎ会でも、本番はきっちりやれてました。

確かに、できないことを、嫌がることをチャレンジさせても、そのとき、いい結果は生んでませんな。こっちもあっちも疲れるだけ。

冒頭の花火、飛行機などは、つらい消せない記憶を植えつけてしまってます。


あーちゃんが今嫌がらないこと、好きなこと
「テレビを見ること」
「ゲームをすること」
「絵を描いたり工作すること」
「ショッピングセンターに行くこと」
「決まったものを食べること」



9好きなことをやらせたからと言って、1チャレンジをしてみようか?と誘うのではなく、
同じ好きなことをしている中から、ふと、自分からやろうかと思って、やったときに、「できたね」じゃなくて「うまいね」とさりげなく褒める

得意なことは必ずあるから、それを伸ばしていく中で、苦手なことの克服は副産物のように出てくるから、それを理解者として待つこと。

が必要だと。


私に、できるんでしょうか?

忍耐と平常心と諦めと気力と勇気が必要

・・・・・難しい