昨年夏、はるちゃんが市民ミュージカルに出るので地元CATVの放送があると入ったCATV、その工事直前にお亡くなりになった結婚の時に買ったアナログテレビのために、一気に地デジ対応、多チャンネル化した我が家。

市民ミュージカルの放送は昨年に限ってなくて、9,000円をはたいてDVDを買うはめに・・・。(また、このDVD愛ある編集のために、見られたものじゃなく、通しでは1回しか見たことがなく・・・・。まあ、本番を2回見てますから)
CATVに抗議しましたもの。

というわけで、ちょこちょこ映画を早朝映画館と称して見たりしているのですが、
年末といえば、「NHK紅白歌合戦」。
ここ数年、1時間ほどしか紅白をみたことがなく、話題についていっていなかったのですが、ここは、とハイビジョン放送を撮って、オンタイム、翌日、翌々日と3日に渡って見ました!!

見た感想は、
紅白って楽しい!!
ハイビジョンってすごいよ~でした。

いろいろなジャンルの歌手の皆さんのパフォーマンスが楽しいし、今や、演歌だって感動して聴いちゃう年齢になり、これだけ、バラエティ豊かで、1年、いや、これまでの人生の折々の歌を聴けるなんて何てお得な番組なのだぁ~と感心しました。
ハイビジョンで、そこで、やっているような臨場感や細かいところまでの演出が見えたり、楽しめる要素がいっぱいでした。

残念ながら、3姉妹たちは、せいぜい、ポニョのジブリのところしか喜んでもらえませんでしたが、前半戦は無理やりオンタイムで見せました~。
他に、あーちゃんがなぜか徳永英明の「レイニーブルー」を歌っていたのが謎です。

もうひとつ年末のNHKの番組で「チャンイーモウ 北京オリンピックを語る」という番組があったのですが、これも、おもしろかったです。
北京オリンピックといえば、オンタイムでテレビを見たのは、人間ドックの時に見た卓球の愛ちゃんの奮闘ぶりだけだった私。

口パクの少女の映像もCGの足型花火も話題でしか知らなかったのですが、チャンイーモウが製作秘話を語りながら、開会式のハイライトを流していくのですが、
「すごい!、すごい!!」のひと言です。
一度に3000人の人が動く演目がいくつもあり、最初から最後までテーマに続くべく、練り上げられ、そのために、途方もない練習を繰り返し、何年もかけ、情熱をもち続け、その一夜のために作り上げていく、全体のイメージは監督の頭の中にあり、それを信念を持って、途方もなく大勢の人々を2年間も動かし続けたということにため息です。

開会式の映像はカラフルで、細部に渡って考え抜かれ、息を飲むような美しさ。

CGを駆使しているかと思えば、水墨画で実際に絵を書かせたり、(それがダンサーがダンスしながら書いたり、子どもたちが書いたり、オリンピックの選手たちが最後に行進して完成させたりと)、CGかと思っていたら、最後に人が出てきたり、50万発の花火、次から次へとびっくりさせられるアイデアの連続でした。

映画のように作り上げられた北京オリンピック開会式。
その途方もない努力と圧倒的な美しさとゆるぎないメッセージに打ちのめされた気がしました。