あーちゃんの運動会

２番目の運動会は、あーちゃんのでした。
生憎の雨でしたが、あーちゃんの通園施設の運動会は、体育館で行われるので、雨のおかげで暑くもなくいい感じではじまりました。

ばーちゃんも一緒に見に来たのですが、ばーちゃん、はじめて通園施設のお友達を見たので、びっくりしていました。
あーちゃんの通園施設には、あーちゃんのように一見問題がなさそうな自閉症の子もいれば、身体障害を持っている重度の子もいます。日頃外で目にすることの少ない障害をもった子どもたちが一堂に集まっていたら、ちょっとびっくりしますよね。

運動会のプログラムも各クラスの出番は、一つずつで、あーちゃんのクラスは、「とんぼレストランへようこそ」という出し物で、それぞれが、順番に野菜をとりに行って、おなべに入れて、最後に、ダンスを披露するというもの。
あーちゃんは、ダンスは大好きなので、クラス十数人の中で、唯一、最初から最後まで踊っていました。

他のクラスの出し物も、それぞれの障害にあわせて、頑張ればできることをしていたのですが、途中でやめてしまう子や違う方向に行ってしまう子、何とか自分の力ですることを目標にしているものの、その場になるとしようとしなくてなどなど、ハラハラでした。

この日は、ボランティアの人もたくさん来ていて、子どもたちより、ボランティアが多いという状態でしたが、こうして、何らかの支援がなくては生きていけない子どもたちですが、一歩、実生活を考えてみれば、親と施設（福祉）以外の支援は、なかなかないという現実があります。

日頃目にすることが少ないのはそのせいなのですが、もっともっと、実生活の場でもそんな子達が外に出られる環境が整えばいいのだけれど、と思いながら、運動会を終えました。