仕事をしていると、まとまった休暇というのは、そう多くはないものです。夏期休暇や年末年始の休暇が1年の中で一番長い休みではないでしょうか。長いといっても1週間程度ですが、それでも休み明けは、リフレッシュして仕事に取り組めるものです。産休もリフレッシュとして考えれば、時々取りたくなるかもしれませんね。「仕事を少し休みたいなあと思って子供を作ったの」と子供には怒られそうですが、こんな発想があってもいいのかもしれません。
でも、自分は男性だから取れないよ、と思っている男性陣。妻が専業主婦でも、共働きで産休中でも、産後8週間以内は育児休暇を取れるんです。とはいっても、これは「法律上」の話であって、現実には理想論かもしれません。02年度の厚労省の統計によると、男性の育児休業取得率は0.33%となっています。職場事情を考えると、取得することは、まだまだ難しいのが現状でしょう。
休みを楽しく過ごす一方で、悩みもつきません。育児の悩みは当然ありますし、よく言われるのは、「社会から取り残されたように感じる」という不安です。子供が産まれると生活のリズムは一変します。1日中家の玄関から出ないということも多々あります。活気に満ちたオフィスで毎日過ごしていたのに、家はあまりにも平穏すぎるのです。ですから、私は突然鳴るインターホンや電話がとても苦手になってしまいました。そして少なからず、孤独な気持ちになるものです。そうならないためにも、ぜひ職場の友人とは連絡を取り合っておいたほうがいいですね。
私はその点大失敗しています。出産直後、会社の人事に「産まれた」と報告したのですが、てっきり人事が所属部署に伝達していると思ったのです。ところが、所属部署には伝わっていなかったため、同僚達は産まれたかなあとやきもきしていたそうです。出産には万が一の不幸もありえるので聞くに聞けなかったと、後日同僚が話してくれました。それにしても、この大失敗で、入院中に誰も訪問者がいなくて、さみしい思いをしました。もちろん、その時はこういうことになっているとは全く知らなかったのですが。
会社と連絡をとるには、電話1本で済むことなのに、お互い遠慮してしまうものだということを感じました。忙しくしているであろう同僚に、のんびりとメールや電話をしていいものか、と。
あらかじめ、定期的に連絡をとる、あるいは、社内で回覧された資料を送付するなど連絡ルールを設けるのもいいかもしれません。産休中も継続的な連絡手段があることで、安心して休暇を過ごすことができるようになるでしょう。産休中に限らず、長期の病気休暇の社員などに対するフォローとしての取り組みは、これからと言えそうです。