普通に働いていても「仕事を辞めたい」と思った経験は誰でもあると思います。ワーキングマザーになると「辞めたい」ではなく、「続けていけるだろうか」と悩んでしまうシーンに幾度となくぶつかります。

私はその中でもナンバーワンは、「子供が病気になった時」でした。なぜならば、子供が発熱や下痢をすると保育園は預かってくれませんので、会社を休まなければならないからです。よく誤解されることのひとつに、「子供が病気の時くらいそばにいてあげなさいよ」という人がいます。

理想はもちろんそうですが、そう簡単な問題ではありません。例えば自分自身に置き換えてイメージしてみてください。当日の朝、突然どうしても会社に行けなくなったと想定してみましょう。打ち合わせや会議の予定、提出しなければならない書類、清算しなければならない事務、これらをすべて突然キャンセルし延期することができますか?大変さを容易に想像できたのではないでしょうか。

この悪夢に職場復帰後、最初の1ヶ月間は毎週のように、1年後くらいまでは毎月のように悩まされるのです。病弱な子供の場合ではなく、ほとんどの子供がそうなのです。その度に「今日の仕事どうしよう」と考え込んでしまいます。立て続けに子供が病気をしてしまって、子供の病気と言えずに自分が発熱したと、職場に休暇の電話を入れる人もいるそうです。実際本当にそういう気持ちになります。

理解のある上司や同僚であれば休暇も気持ちよく承諾してくれるでしょうが、人によっては嫌味のひとつふたつあるいはリストラをほのめかされるということもあるかもしれません。こういう状況が働きにくさを生んでしまうのです。