忘れるから救われる
こんにちは晴子です
うちのだいちゃんは高機能自閉症で23歳
今日は、だいちゃんの小さい頃からのこだわりや
なんでそんな事するん?と思ったことを書いてみようと
思ってましたが、
書いているうちに
人間の忘れる能力と
だいちゃんのフラッシュバックの話に
なりました
だいちゃんが
パニックになり、
やらかしたことは数知れず…
ただ、今の私は物忘れのプロなので
大変だったことをいっぱいいっぱい忘れてます
大変な子育て真っ最中の時には、
忘れられない自分が大嫌いだった
こんな大変な事、忘れたいのに
普通に子育てしている人は鈍感な人なのかとか…
心がいっぱいいっぱいの積み重ねで
抱えきれないくらいの重しを背負って
勝手に責任感を背負って
重おもになって…
そんな私だったので
毎日が精いっぱい…
一生懸命生きていました
勝手なもので学生の時には逆に
勉強したことを何で忘れてしまうのかと
嘆いていました
今では、
自分が重くなってしまう事や
頭に浮かんでくる考えたくないものは
意として
「いらないポイポイポーイ」
と捨てるようにイメージしています
こんな考えいる?いらないよね
となるとポイポイする
この思い持ってても持ってなくてもいいよね
じゃあ、持ってないほうが
気持ちが明るくなれるよね
って時にも、
ポイポイ
人間に与えられた能力に忘れる力があるとするなら
嫌な事は忘れ、心を新しくすっきりさせようじゃないか
軽い心で、
前を向いていこうと思える
ただ、だいちゃんのような人達に限らず
嫌な事を忘れられず
フラッシュバックをおこすことがある
嫌な事を思い出してパニックになる
特に
だいちゃんのフラッシュバックで
印象的なのは
ご飯をこぼす時です
こぼすよりも器を逆さにして
ぶちまける感じです
小さい時には
ぐちゃぐちゃにして食べても容認していましたが
下の子が生まれ、幼稚園に入る前には
こぼさないで食べてほしいという願いから
こぼした時に何度も叱ったんだと思います
だいちゃんの日々のパニックでいっぱいいっぱいの私
その頃の記憶は、辛い大変な思いは残っているけど
どう接していたかがあいまいで
食べ物が少しこぼれると
器を逆さにして、全部を机や床に
まいて「わー」っと
パニックになっていました
それは、ずっと続き
様々な場面で出てきて、
すべてをぶちまけてしまうので
自分の食べるものがなくなる場面もありました
小学校高学年まで
その現象が残っていました
回数は年に数回でしたが…
これはかかわる人にとっても
大変なことでした
調べたところ、
自閉症スペクトラムやアスペルガー、発達障害の人
は通常と比べて
ストレス関連障がいを引き起こしやすく、
不快な経験が、後々フラッシュバックの発生につながると
言われているそうです
今は少々のこぼすことはあっても
パニックになったりフラッシュバックを起こしたりは
ないのですが…
なぜ、なくなったのか考えられることは
うちの場合は
薬を飲むようになったことかなと思います
(薬については賛否両論あると思いますが、うちでやってみた例です)
小学校高学年まで薬を飲むという
考えはなかったのですが
小5のころ思春期もあったのか
パニックやイライラが激しくなり
チックが出始めました
体のチック(目や口元、体を動かす)から
声を出す音声チック(大きな声でディーンやアーと叫ぶ)
で、だいちゃんも自分の大きな声で
パニックになるなど
だいちゃんも辛くなり
チックをおさめるのに
薬を利用しました
それ以降、
何度か薬の変更もありましたが
だいちゃんが
薬を飲んでる方が落ち着いて楽
ということで飲んでいます
薬との付き合い方は
それぞれだと思いますが
ごく少量を飲んでいて、
だいちゃんも少し楽に生活できているように思います
高機能自閉症のだいちゃんとのかかわりは
自分の経験からは想像していない
びっくりな出来事に
たくさん遭遇しますが
考え方や受け取り方、脳の仕組みが違う!
と今では、そういう考えがあるのかぁ
楽しんだり関心したりできるようになってきました
これからも高機能自閉症のだいちゃんに聞きながら
私からしたら不思議!を
紐解いていきたいなぁと思いました
そんな考え方、素敵と
思う事満載で
私自身、子どもたちに成長させてもらって
感謝感謝です
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます
これからもよろしくお願いします