「高機能自閉症だいちゃん23歳!
8年前の高校を決めた時のこと!」
こんにちは
うちのだいちゃんは高機能自閉症の23歳の母ちゃんです
今日はだいちゃんが高校進学の時にどうしてたかなと
思い出したものです
だいちゃんが高機能自閉症と診断されたのは幼稚園の年中の時だった
診断が出た時には、当時こだわりやパニックがすごく他の子とはまったく違い
私自身、心身が限界を迎えてたのでホッとしてやっと進んでいけると感じたのを
覚えています
その時に診断してくれた先生に、どこまでどういう風に成長をするのかは
分からない
と言われた事は、それもそうだなと思いました
さて本題の高校探しですが
小学校中学年の時に自閉症サークルにボランティアできていた特別支援学校の先生が
何か手助けできるかもしれないのでぜひ相談にきてみて下さいと声をかけてくれた
転居までの数年間、個別や学校との連携に尽力してくれて
その時に
だいちゃんが進学も視野にいれるなら、学校にも伝えて
支援学級でもテストは受けといたほうがいい、それに
学校では勉強が難しかったら家庭教師という手もあると助言してくれた
だいちゃんは自閉度はかなり高いが知的な遅れはなかったので
進学を常にイメージしていった
幼稚園・保育所卒園時、小学卒業時、中学卒業時、高校卒業時と
進路を考える機会が度々やってくる
うちのだいちゃんの場合は
〇保育所卒園時
…近所の小学校に支援級があったので見学に行き校区の支援級になりました
〇小学卒業時
…支援学校の見学がありましたが、人の急な声や急な動きなどでパニックになる事が多かったので本人が支援学校の見学を拒否し、支援級へ行くことにしました
支援学校にも普通学校にもどちらにも所属しにくい面を持ってて生きにくいなと感じて、もっと生きやすい場があればと思ったのを思い出します
〇中学卒業時
…高校進学を考えてましたが、支援級で過ごすこともしんどかったりしたので、普通高校に行く事は困難と考え、通信制高校を視野に考えました
支援学校は小学卒業時に考えた事と変わらず、視野に入れませんでした
通信制高校はいろんなタイプがあって
毎日通えるタイプや
集団での活動がとれないと難しいタイプや
通信のみのものや
テスト重視のところ
スクーリング などなど
その高校高校で違いがあり、数か所の通信制高校に見学相談に行ってみました
だいちゃんの場合は
カームダウンのスペースや逃げれる場所、
特徴や様子をお伝えして、受け入れ大丈夫ですと言ってくれるところ
できれば授業を受ける人数が少人数である などなどを考えながら
どこまで譲歩してどんな感じになるかなどを
見学しながらイメージしながら、
だいちゃんと相談して決めた
通信制高校入学してからの様子
・当初は平日週2日通うタイプにしていたが、個別の対応が必要との判断で週末に通学する(週1)タイプになった
・夫が休みの日なので、車で一緒に行き午前と午後の授業を受け、レポートを提出する
・昼食時は駐車場に来て夫と一緒に車で食べていた
・スクーリングは年に1回5日ほどの宿泊、だいちゃんは個別の先生が一人ついてくれていました
・だいちゃんの週末コースは授業が決まっていたので、それを受けるのですが、お休みしていて足りなかった分は、補修期間中にまとめて受けてレポートを提出してました
印象に残っている事
・はじめは途中で車に帰ってきてしまう事もあって、だいちゃんの思いを先生に伝える橋渡しをしてた
・イライラして途中で教室を出たくなった時用にカードを用意し、出た時の待機場所も決め、「教室の外のベンチにいます」というカードを使っていた
・美術で手をデッサンするのがどうしても出来ず、泣きながら車に帰ってきたことも・・・車でだいちゃんに
1紙に手を置いて
2なぞって
3爪やしわを書きこんで
とするとできた
いろんなことがあったように思うが、
最終的には、とてもやさしい先生ばかりで
無理強いされることもなく
本人のペースでかかわってもらった
そして、思ってた以上に個別に対応してくれていた
高校卒業資格をとる事が目標だったので
目標は達成した!
スクーリングは嫌そうだったが、3回の体験は
だいちゃんの自信につながったように思う
だいちゃんにとっての高校生活って、
めちゃくちゃ大変と思っていたが
良かったのか悪かったのかどうなのか?
悪くはないか
サラーっと通り過ぎた3年間でした
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございます
これからもよろしくお願いします