1997年3月発行の日本エドガー・ケイシーセンター通信『Oneness No.16』。
光田秀先生の「魂の傷を癒す」という記事に、
私達の魂は、もともと霊的次元に存在するものであり、物資世界に属する肉体とは次元を異にしています。そのため、魂と肉体は本来は相互作用を持つものではありません。そこで、魂はある巧妙な仕組みを介して肉体をコントロールします。その魂と肉体の中立ちをする仕組みは大きく分けると、
(1)五感及び脳脊髄神経(随意筋)
(2)自律神経(不随意筋)
(3)内分泌腺
の3つになります。
と、書かれています。
そして、私が上記の文章を読む前に参加したデイビット・マクミラン氏の講演会では、
ケイシーは、魂や心と肉体をつなげているシステムとして、内分泌腺、交感神経系統、知覚神経系統をあげていた、
と、聞きました。
英語がわからないので、それが、正確かどうかはわかりません。
それでも、集中して受けたボディーワークで、いきなり自分の体がひどく居心地の悪い状態であることに気づいてしまった私は、知覚神経系統が魂と肉体をつなげるシステムの一つという話しを聞いて、合点がいったのです。
目に見えないエネルギー体を感じとれる人に、「どうしてこんなに広がっちゃったんだろう⁉︎」と、驚かれたこともあったし、バーバラ・アン・ブレナンの本に書かれていたように、私の一部は、長い間、私の体から抜け出していて、それに気がつかないまま生きてきたのだと。
本当のところはわかりませんが、何はともあれ、体からのメッセージを受け取れるようになるにつれて、魂の望みに沿った生き方が出来るようになった気がします。
また、自分以外のエネルギーや感情に振り回されなくなったようにも感じています。
今まで、神経系統にこだわり過ぎて、“ファシアは、身体で最も大きな感覚器官である”★ということに気づかずにきてしまいました。
それでも、経絡やツボがあるといわれるファシアが最も大きな感覚器官であるということに、ますます妄想が膨らんでしまいます。
何はともあれ、下記の本にも、内受容感覚のことが、書かれています。
無髄の自由神経終末により引き起こされる、これらの感覚刺激は、脳の島皮質に通じる(Berlucchi&Aglioti2010)。誤った内受容感覚の入力は、広い範囲の心身症・体性感情の障害と関わるとも考えられている。不安および抑うつは、内受容感覚の大きな変化を伴っている(Paulus &Stein2010)。過食症と食欲不振などの摂食障害も、同様である。
214人の大学生(女性)に対する研究(Pear &Muehlenkamp2011)では、内受容感覚能力が低い人達は、身体への不満も高く、摂食障害の症状を生じやすい可能性が高いことが示された。
さらに、過敏大腸症候群、線維筋痛症、慢性疲労症候群のような病態においても、正常ではない内受容感覚が影響していると推測されている。(P.89)
私の場合は、精神的な問題が一段落したところでボディーワークを受け不快な体にびっくりしたわけですが、感情と同じく、緊張や痛みも一つずつ浮上してきて気づくと消えていきました。
ボディーワーカーが、「体はバカじゃない。耐えられない痛みをいっぺんに思い出したりはしない」と言っていたのは嘘じゃなかったようです。
★David Lesondak著『ファシア』より
あまり知られていないことだが、典型的な筋肉の神経では、感覚神経細胞が運動神経細胞の3倍ある。(中略)この比率は、身体が運動制御より感覚の認識を必要としていることを示しているようだ。なぜ、感覚にこれほどの情報回線容量が割かれているのだろうか?
これらの感覚神経や感覚受容器は、ファシアの機械受容器(fascial mecha o receptor)とも呼ばれている。「ファシアの(fascial)」というのは、システム系としてのファシアの中に、非常に豊富に存在するためであり、「機械受容器(mechanoreceptor)というのは、圧迫や振動などの機械的刺激を感覚できるためである。総量としては、このファシア・ネットワークで伝達される感覚情報の量は、視覚よりも圧倒的に多い。ファシアは、身体で最も大きな感覚器官である(Schleip 2011)。
★p.82-83
【はるのいざない 】は、不定休です。
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千駄ヶ谷・北参道の
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