原因不明の痛みでも不安障害でも、治したいと思うのは当たり前のこと。

でも、先ずは治さないと何も始まらないと一日中症状を消すことばかりを考えていると、なかなか良くなっていると感じられず、精神的にもどんどん辛くなっていくというのはよくあるように思います。

 

そして、かえって症状をどうこうしようとするのを止めて、やりたいことをやり始めたら、いつの間にかしんどかった症状が消えていたという場合も結構あるように思います。

 

5月9日(水)午後7時30分から放映されらNHkのガッテン! 「痛みを〝脳″で克服!〝慢性痛″治療革命」では、そのことをとてもわかりやすく説明してくれていました。

上記にリンクさせて頂いた番組のページから、少し長くなってしまいますが引用させて頂きます。

 

『慢性痛の患者さんの多くは、「脳」にその原因が隠れていることが最新の研究から分かってきました。例えばある研究では、慢性痛の患者さんの脳内の血流が、健常者と比べて著しく低下していることが報告されています。 痛みを感じる脳のメカニズムは大変複雑ですが、重要な役割を果たしていると考えられるのが「側坐核」という部分です。即坐核は、痛みの信号が脳に伝達された後、痛みを和らげる物質を放出する仕組みに関係しています。 最近の研究によれば、慢性痛の大きな原因として、「側坐核の活動が低下して、痛みを抑える能力が下がっている」可能性が挙げられています。

…(中略)…

実は、即坐核は「報酬」と深く関わっていることが知られています。そして、例えば「達成感」を感じることでも、即坐核はそれを「報酬」と捉える傾向があります。つまり「達成感」を積み重ねることで脳の側坐核はアップすると考えられるのです。

…(中略)…

そこでいま、多くの医療現場で指導されているのは、自分が趣味や特技にしていたこと、自分の好きなことを行うことで、日常の小さな達成感を積み重ねること。「痛みがあってもこれだけできた!」と感じることが、側坐核をいわば元気にして痛みを抑えてくれるのです。

…(後略)…』

 

この痛みを何とかしてくれという患者さんに、

「やりたいことをやってみたらどうですか」と、治療者が言ったところで、どれだけの人が同意してくれるでしょうか?

けれど、脳の側坐核という具体的な部位をあげられ、やりたいことをやることがその活動を改善すると説明されたら納得する人も多いのでしょう。

 

トラウマによる後遺症も、解剖学的に何が起きているかが明らかになっていけば、薬以外の治療法が出てくることでしょう。

 

だから、まだほんの一部をかじったばかりの「ポリヴェーガル理論」についも、もっと学びたいと思っています。

 

けれど、解剖学的に、生理学的に何が起きているかを皆んなと一緒に学んでいきたいと思う一方で、やっぱり私は、エネルギー体としての私たちという視点も持ち続けていきたいと思っています。

 

側坐核が活発になって脳の血流も改善するからやりたいことをやるのは良いことだと結論づけるよりも、魂が喜ぶことをやり始めたら脳の活動にも変化が生じたと考える方が自然に感じるのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

 

 

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