す べ て の
コ ト バ に
愛 が あ る 。
コトバ家 吉井春樹（ってこんな人？）です。
コピーライター、クリエイティブディレクターを経て、
写真詩集を出版。詩人、エッセイスト、などの傍ら、
コトバの自己表現トレーニングの「コトトレ」主宰。
癒され、励まされることもあれば
ときどき、傷つけられるのもコトバです。
コトバで傷ついたとき
その傷を癒そうとしすぎないで、
そっとしておいてあげる。
やさしいなにかにふれる。
やさしさに包まれるのがいい。
コトバで傷つくこと、あります。
たぶん、それよりももっと
傷つけてしまってることも
あるんだろうなあ、と思うんです。
戦わないコトバがいいな、
そんな風だったらいいなと
願うきっかけになったのは、
子どもが生まれてからのことです。
僕が子どものころ、
インターネットは
今ほど普及してませんでした。
たぶん、社会人になってからです。
今の子どもたちは、
生まれてからあたりまえに
インターネットがあって
ツイッターがあって、ユーチューブがあって
2ちゃんねるがあって、ラインもあって、
僕が知らないいろいろな場所も、
きっと、たくさんあって、
そしてこれからも増えていくのだと思います。
自分が子どものころに比べて
今の子どもたちが過ごす世界は、
四方八方からコトバが飛んでくる、
その中には、いろいろなコトバがあります。
すべてのコトバに愛がある、
そう信じているものの、
コトバに隠れた愛情が
みつけにくい、みつけるのに時間がかかる、
そういうコトバがあるのも確かです。
我が子が、コトバで傷つけられる
あるいは、コトバで傷つけてしまう
それがあたりまえのような
世界や未来だったら、悲しいなと。
それでまず、
いろいろなコトバがある中で
コトバから自分を守る方法を
見つけられたらいいと考えました。
それが
「愛されことば」であり
「戦わないコトバ」です。
コトバは
うけとる側のものです。
それは
発する人に責任がない
あるいは意味がない
というものではありません。
うけとる側が
自由に意味を
選べるということです。
コトバのうけとり方の
自由度を広げていくのが
「まなざし」です。
コトバに対する
うけとり方の種類です。
そのコトバの意味。
そのコトバの目的。
そのコトバのニュアンス。
そのコトバの愛情。
まなざしの数だけ
それらは存在するので
それだけ選択肢が増えます。
コトバは受け手が
意味を決めるものなので
愛などあるはずがない
と思えば、ないんです。
でも
愛があるかもしれない
と思えば、あるかもしれないんです。
まずは自分、
そしてまわりの人が
コトバで傷つきにくくなること
できればそのコトバから
心地よい意味を見いだせると尚いい。
そうして
他人から向かってくるコトバと
ファイティングポーズを
とる必要がないことが浸透する。
そして人にコトバを贈る側になったとき、
ファイティングポーズをとったまま、
コトバを発せなくてよくなっていくはず。
そう信じて、
こんな感じのことに
共感してくれる人がいてくれて
それを実践してくれる人がふえて
少しずつ、コトバで傷つく機会から
コトバに愛をみつける機会へと
翻っていけばいいと信じています。
世界中のコトバを
ひっくりかえしたい
そんな野望を秘めつつ言いつつ
伝えていけたらいいなと。
コトバにふれる機会が
けたはずれに多いからこそ
だからこそ、コトバに対する
うけとり方が大切なのですね。
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コト 記事中にいいコトバをみつけたら、
トレ コトバハントを！（ルパン気分で）
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