「帰化したこと」を戸籍から消す方法は「管外転籍」です

(戸籍の用語(32))。

 

「帰化したこと」が記載されている戸籍を、登録している

市区町村ではない市区町村へ転籍をします。

転籍をする先の市区町村で新たに作られる戸籍には

「帰化したこと」が記載されません。

 

流れは、次のとおりです。

  1. 帰化した時に作られる戸籍
  2. 管外転籍をした先の市区町村で作られる戸籍

 

「①帰化した時に作られる戸籍」は、

「管外転籍」をしたことによって、

「戸籍→除籍」へ変化します。

「②管外転籍をした先の市区町村で作られる戸籍」は、

新しく作られた、現役の戸籍です。

この「現役の戸籍」の中に「帰化したこと」は記載されていません。

これが、「帰化したこと」を 戸籍から消す方法です。

 

でも、でも、でも。

「①帰化した時に作られる戸籍」は、「管外転籍」を

したことによって、戸籍から除籍へ変化をとげています。

この除籍の中には、「帰化したこと」は記載され続けています。

この「除籍」の中に記載されている「帰化したこと」を

消すことはできないのです。

 

つづく…