「未婚の母」の子の父は、「未婚の母」の子の父として、

戸籍に記載されません。

1人の人間として、「どこかにある戸籍」には記載されています。

「未婚の母」の子の父が、記載されている

「どこかにある戸籍」をみたとしても、「未婚の母」の子に

関することは、何も記載されていません。

 

「未婚の母」の子に関係する2つの戸籍が世の中に存在します。

①「未婚の母」の戸籍

②「未婚の母」の子の父の戸籍(「どこかにある戸籍」)

①・② どちらの戸籍をみても、

「未婚の母」の子の父が誰なのかは、記載されていません。

 

「未婚の母」の子は、「未婚の母」の戸籍に入ります(戸籍の用語(65))。

「未婚の母」が戸籍の筆頭者です。

「未婚の母」の子が生まれたことをきっかけに、

新しく作られた(編製された)戸籍です。

新しく作られた(編製された)戸籍の「身分事項」の欄には、

「子の出生」と記載されます。

だから「未婚の母」に子が生まれたこときっかけに、

新しく作られた(編製された)戸籍だとわかります。

「未婚の母」の子の「母」の欄には、「未婚の母」の

氏名が記載されています。

 

「未婚の母」の子の「父」の欄には、記載がありません。

「父」の欄は空欄になっているのです。

 

つづく…