急にはにわや土偶が見たくなったので、10月に2つの展覧会に行った。

 

10月17日

はに丸の声を担当されていた田中真弓さんのイヤホンガイドを目当てに東京国立近代美術館の「ハニワと土偶の近代」へ。

日本においてはにわや土偶は近代以降どういう形で受け止められたのか、ということを探る展覧会。だから現物ではなくそれらを題材にした美術作品が殆どだったが、中々ないテーマの展示は興味深かった。何事によらず、物事をありのまま受け止められることは少ない。自分だけの感じ方・とらえ方だとうぬぼれていても、その時代の潮流を超えることはほぼ難しいのだな…(・ω・)

 

売店で、「十万石まんじゅう」の会社が作っている「はにわさぶれ」を購入。

古代の出土品もお茶碗も、なべて土器に焼き菓子を連想しちゃうジンジャーブレッドマン私には格好のお菓子だった。小麦やアーモンドの香りとざくざくした嚙みごたえで、とてもおいしかった。

 

10月25日

上野の特別展「はにわ」を見にゆく。平日なのにお客さんが多い。皆さんの、はにわへ注ぐ熱い視線にどぎまぎする。

はにわ、と聞いてすぐ浮かぶのは人間の姿をかたどったものだが、家や動物をかたどったものも多い。殉死者の代わりにつくられたというのはあくまで伝説に過ぎないようだが、葬送に絡む儀礼や魔除けに使われたものではあるらしい。

そして、今更だけれどはにわさん達の目鼻立ちってそれぞれ異なっていて、今でもそのへんにいそうなお顔つきもあることに気づいた。