3分しかないっ
という時の練習方法
(レッスンや本番前編)
✨これから弾く曲のKey(調)
で何か他の曲を移調する✨
です!
私は【ハーモニーを記憶】している
インヴェンションの1を1曲まるまる移調して弾きます。
普段ハノンなどのテクニック課題も、
Any keyで練習するようにしています。
理由は長くなるので、少しずつ記事にして行こうと思います。
今回は、本番前になぜ移調を行うのか
理由を書きます。
時間が無い時は音楽から離れて、仕事や、勉強など気持ちや脳が音楽モードでは無く、
すぐに切り替えてベストなパフォーマンスを出すのは難しいと思います。
出来るだけ時短で音楽モードに引き戻し、
感覚をサポートするのは【勘】です!
本番でうっかりミスしそうになった時、
間違えた時に、
ギリギリ助けてくれるのは【勘】だと思います。
移調は、以下の理由から音楽を奏でる【勘】をバックアップしてくれていると感じます!
【勘】をバックアップしてくれる
主な要素は2つですが、
今日はそのうちの一つ【ハーモニー】
について書いてみます。
移調は音と音の距離(何度離れているか)
ハーモニーを感じる行為だと思います。
例えばC durのインヴェンション1を
F durメジャーに移調している場合、
移調しているが止まってしまい、
次に何の音を弾くか分からなくなった時に
私の中で起こっていたこと
①慣れるまでの初期段階では
楽譜を見ながら
「えっと次はファで、ファの6個上の…えっと、鍵盤を数えて……シ♭だ!」
↓
②少し慣れると
楽譜をたまに見ながら
「C durのこの曲におけるファはF durだとシ♭」
↓
③慣れると
見失ないそうになった時だけ楽譜をみて
「次の隣り合う2つの音は9度だからこの響きで…オッケー合ってる」
↓
④完全に慣れると
何度離れてるかチェックのために楽譜を見ないで
「この曲はこういう響きだから」
というように調の響きが分かるようになります。
①〜④のどの段階でも移調をしている時は、
プールで水泳をしている時と似た感覚で、
溺れないように(響きを見失わないように)脳や感覚が必死になります。
水泳をしている時に、陸とは違う水の感覚の中でバランスを取ろうと止まることなく泳ぎ続けます。
移調でも同じ感覚になります。
移調したkeyでの響きを感じて、
外さず弾こうとする力が強く働きます。
なので、
本番で弾く曲でミスが減る。
ミスしてもそのkeyの中で浮かび上がり、
軌道修正するスピードが上がります。
それらしいごまかしが咄嗟に出て助けてくれます
(コンクールや試験ではNGですよね…)
雑務モードから演奏モードの【勘】
にチェンジするのをバックアップしてくれる大事な要素2つ目は【テクニック】ですが…
思ったより長文&真夜中になりましたので、
詳しくはまた別の機会にアップします。
おやすみなさい
インヴェンション1
子供の頃にレッスンで使用していた楽譜なので、その頃の先生の書き込みと、
大人になってから移調を初めて響きを感じるために書いたコードが混在してます…