クライアントを虜にする話し方の画像


最高のコーチというのはクライアントの気分を乗せていき「自らもっとやりたい!」と思わせるのが上手です。

あれをやれ
これをやれ
あれをやらなきゃ駄目だぁ
これをやらなきゃ駄目だぁ
どうしてできないんだ
これじゃ駄目なんだってば

こういう言葉を浴びせれば浴びせるほどクライアントはヤル気を失っていき、そのことを嫌いになっていきます。

もちろん、M気質のクライアントであればガミガミ言われることで喜びヤル気になる場合もありますが、全体数としては少ないです。

どちらかといえば責められれば責められるほど反発心や不甲斐ない気持ちだけを引き出してしまいます。

 

クライアントが楽しくできるようにゲーム性を持たせてあげること!

これも人によって違うので一概に「これが絶対です」とは言えないのですが、多くの人は、ゲームをクリアしていくように1つ1つ乗り越えていくと遣り甲斐や楽しさを自ら見出してくれます。

そのお手伝い(サポート)をすることがコーチ・コンサルの仕事です。

 

こんなんでいいんですか?と言われたらOK

クライアントの多くは物事を難しく捉えているのでなかなか行動が進まなかったりします。

たしかに、何かを習得したりマスターすることは容易なことではありません。

しかし、最初から難しい印象を与えてしまうと相手の行動のブレーキはどんどん強くなりヤル気も損なってしまいます。

なので、いかにして簡単にクライアントができるかを考え、それをやらせてあげることが大事です。

私はときどきクライアントから「悠川さん、こんなのでいいんですか…?」と聞かれますが、それくらい安易にしてあげるとクライアントは喜び行動を続けてくれます。

「楽しい」

と思わせることもコーチ・コンサルの仕事の1つなのです。

そのためには噓も方便です。

楽しいと思ってもらいヤル気が出てくればクライアント自ら探求して行動するようになります。

そうした自発性を引き出していくことも大事です。

クライアントが気分よく楽しく行動していけるようにさまざまな工夫をしてカスタマイズしてあげるのが個別コンサルやグループコンサルの醍醐味です。

方法論だけを教えるのであれば教材やPDFの配布で十分です。

しかし、ほとんどの人は情報過多で混乱していたり、ヤルことはわかっていてもなかなか行動に移せなかったり二の足を踏んでいます。

その原因究明に付き合ってあげたり、相手が気持ちよく行動するためには「どうすればいいのか?」をコーチ・コンサル側が考えて提案してあげることで喜ばれます。

 

「気づいたら上手くいっていた…」と思わせるのがコーチ・コンサルの仕事

コーチやコンサルをやっていると「先生のおかげでうまくいきました…」と言われるのは確かに嬉しいですし自尊心もあがります。

しかし、そう言ってもらおうと熱くなればなるほど意外と空回りします。

なので、相手自らが気づいていくには「どうすればいいのか?」を考え、いろいろな施策をうつことが大事です。

すると少しずつ相手の意識が変わり行動が変わり結果が変わります。

そのときにクライアントから「なんか気づいたらうまくいっていました」と言われたらコーチ・コンサルタントの勝利です。

別にそのときに「先生のおかげです」などと言われなくてもいいのです。

なぜなら、私たちコーチ・コンサルの仕事はクライアントから褒められて感謝されることがゴールではなく、クライアントが喜んで、そのことに興味を持ってくれて、楽しく結果を得てくれたのであれば、それでミッション完了だからです。

コンサルをしていると「この方法でやってください」とか「自分の方法に従ってください」となりがちですが、お客さんはそこまで忠誠心を持ってくれなかったりもしますし、こちらがそういう意識になればなるほど殺伐とします。

お金を払ってあなたのコンサルを受けてくれている時点で、クライアントは多少なりあなたをリスペクトして可能性を感じているのです。

それだけで十分じゃないですか?

それで結果的に、クライアントの望む結果にまで導けたらコーチ・コンサルとしては成功なのです。

 

人の欲は永遠

本物のコーチ・コンサルほどミッション終了とともに颯爽と去っていきますし、

すべての手柄はクライアントのあなた自身の成果だよ!

という投げかけをします。

だからクライアントはもっともっとそのコーチやコンサルタント(=あなた)を好きになります。

人の欲は永遠ですので、期間満了後もそのコーチやコンサルタントの指導を受けたくなります。

ぜひ、そんなコーチ・コンサルタントという仕事をあなたと一緒に盛り上げていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

悠川 智矢