こんばんわ。

 

 

いのちを繋ぐ【性教育コーチ】

春川美香です。

 

 

 

我が家の隣は農家さん。

季節によってつくる作物は様々で

お米や切干大根やきゅうり・・・

 

 

そして、

この季節は

メロンの収穫時期

 


 

 

メロンの苗植えは2月の寒い時期から始まり

その後、花が咲いたら

一輪ずつ

プッシュ式のボトルでお水を丁寧に与えます。

 

 

畝をつくるときの

大きなトラクターに乗る

農家のおじさんはとってもかっこよくて、

 

 

2人の娘たちは

畑の様子が月ごとに変わっていくのを

眺めるのがとても好きで。

 

 

そんな2人の様子を見ていた農家のおじさんは

『娘たち専用のメロンを一緒に作ろう!!』

 

 

そう、提案してくださり

3年前から毎年2個のメロンが

出来上がるようになりました。

 

 

と、言っても

娘と私たちがするのは

メロンの花にお水をかけることと

時々見に行くこと。

 

 

それくらいしかできていないので

殆ど、おじさん家族が丁寧に

メロンを育ててくださるんです。

 

 

今年も

「メロンが良い具合にできたぞーーー!!」

という、おじさんの号令のもと

メロンの収穫をさせてもらいました。

 

 


 

そうそう!!

切りたてのメロンの香りって

どこで嗅ぐかご存じですか?

 

実は、メロンの底の部分なんです!!

 

 

今年のメロンも

とっても甘くて爽やかな香り♪

冷蔵庫に今眠っているのですが

明日、食べるのがとっても楽しみです。

 

 

 

そんな午前を過ごしていたのですが、、、

 

 

ふと。

毎年送られてくる

りんごを思い出したんです。

 

 

 

 

 

 

「りんごがいちばん美味しい季節に…」

 

 

と、本格的な冬を前にし

毎年リンゴを送ってくれるのは

福島の叔父

 

 

朱くて、つるんとしていて

香りも良くて。

 

 

毎年りんごが届いた後

叔父に「ありがとう」の電話をします。 

 

 

電話では、

今年の福島の雪はどうとか

お仕事の話はどうとか

本当にたわいもない話をします。

 

 

私は、リンゴの代わりに

毎年、おじさんのメロンを送っています。

 


メロンが届くと

やっぱり、叔父から電話がきて

たわいもない話をし

「お盆には帰るね」と電話を切る。

 

  

 

これが、定番のやりとり、

これが、いつものやりとり。

 

 

 

でも、来年からは

このやりとりは

もうできなくなってしまいました。

 

 

先月末、叔父は私に

「メロンが届いたぞ。ありがとう」

「今年はおばあちゃんの初盆もあるから、家綺麗にして待ってるから」

 

  


そう電話を切った翌日に

亡くなってしまいました。

 

 

 

叔父はメロンを食したのだろうか?

それとも、今日の私のように

香りだけを楽しんで

冷蔵庫にメロンを眠らせていたのだろうか?

 

 

どちらにしても

ふるさとが大好きな私のために

叔父が繋いでくれたりんごが

今年も朱色に染まることを

祈るばかりです。

 

  

 

 

おんちゃん、今まで

ありがとうね。

 

ありがとう。

 

 

 

感謝。