私はこれまでに、小さな出産(稽留流産)を2回、出産を2回、経験しているのですが…

これら4回のお産を経験して、しみじみ悟ったことがあります。

それは、

「妊娠が分かった時点で、結果は既に決まっている」

…ということ。もう少し詳しく言うなら、

「無事に子どもが産まれるかどうかは、受精卵の時点でほぼほぼ決まっている。つまり、妊娠が分かった時点で、既に今回の妊娠の結果は決まっている。もはや自分にできることは何もない」

…ということです。

どんなにドゥーテストのラインの濃さを毎日眺めても、
毎週クリニックにエコーに通っても、
NIPTを受けても、

それらの行為は、今回の妊娠の結果を知る手立てであって、結果自体を変えられるわけではありません。

身体を温めても、
神頼みに走っても、
夜通しネット検索しても、

やはり、結果を変えられるわけではありません。
*あくまでも、一個人の経験に基づくものです。

そんなことは、当たり前なのですが…

いざ当事者になると、もう何にすがってでもいいから、何とかして結果をより良いものに変えたい(何か努力すれば変えられるんじゃないか)、と思ってしまうわけです。

でも、そんなことはできるはずがないのだと悟りました。

 

その無情さは、悲しくもありますが…

一方では、結果が自分の手を離れていて努力のしようがない、自分にできることは何もない事態というのは、少し気が楽でもあります

次男の妊娠が分かってから、心拍確認のエコーに行く時も、NIPTの結果を開く時も、毎回の妊婦健診に行く時も…

手に汗握りながら、夫と「もう結果は決まってるからね」と、合言葉のように口にしていたのを思い出します。