「母親に向いてない」と思いながら、子どもと2人で過ごす10時間

平日、夫が仕事の日は、朝8時前から夕方18時過ぎまで、約10時間を次男とマンツーマンで過ごしています。

最近、「母親に向いてないなぁ」と悩む頻度が増えてきました。

と言うのも、「あんなふうにだけは絶対なりたくない」と思っていた実母と、知らず知らず同じ関わりをしている気がして、愕然とするからです。

この記事でも書いたように、私の実母はいわゆる「毒親」です。大まかに言うとネグレクト系で、実母とのスキンシップやコミュニケーションは極端に少なく、遊んでもらったり、どこかに連れて行ってもらった記憶はほとんどありません。

そのため、私は刺激や経験値の乏しい幼少期を過ごしました。それはその後の人生で、自分にとって、大きなハンデを生む事になったと思っています。

それなのに、自分が母親になった今、同じように刺激と経験値の乏しい環境しか次男に与えられていない気がするんです。

具体的には、次男がつまらなさそうな顔をしている（と私が感じる）時に、

「あんまり外出できてないかも…」（一日に2回、近所に外出するだけで精一杯。支援センターは月1〜2回くらい）

「遊ぶ時間が少ないかも…」（自分の時間がある程度ないと身が持たないので、その間次男は一人遊び）

「ピッタリのオモチャを与えられてないかも…」（子どもの月齢に応じたオモチャを詳しく調べたり、手作りしたりしていない）

…と、自分でダメ出しをしてしまうんです。これらは総じて、「刺激と経験値の乏しい環境」なわけで。

「誰だって、無意識のうちに、自分が育てられたように我が子を育てる部分があるはず。であれば、望ましくない育てられ方をした私は、次男にも望ましくない育て方をしている可能性が高い」と、気にしている部分があります。

できるなら、刺激がたくさんある楽しい環境で、豊かな経験を積ませてあげたいのですが…私の性分に合ってない気もして、葛藤します。

何より、「母親に向いてない」と思いながら関わるのは次男が可哀想だし、私自身も居心地よくないので、何かいい対策はないかと考えています。