なつ通信教育で快挙!!!

 

ねぇお母さんどうして 左開きは横書きで、右開きは縦書きなの?

「それはね、左開きの場合は始まりの文字が左の一行目で 右開きの場合は始まりの文字が右の一行目だからよ」

簡潔すぎるお母さん。

いつものようにテレパソを開き最近の趣味である、日本の伝統 和歌集を読んでいて、日本語でも英語でも横書きなのに、縦書き書式を初めて見て疑問に思い母親に質問したなつだった。

そういう事か!確かに縦書き書式にスペルで書いたら単語にならんよな
ましてそれでズラズラ書かれてたら、どこで区切ったらいいのかさえもわからないし。
その上記号や数字が入ってたら ワヤじゃん。

「そんな事 どうでもいいから、なつ、新しい事にチャレンジするって言ってた事どうするの?

やる!  

なつがチャレンジするのは、
多国籍プログラミングコミュニティというクラスでの勉強である。

そのクラスには10人が参加している。
多国籍というだけあって、世界各国からの生徒が集まっている。そう集結している。

いつもはテレパソでチャットしながら、楽しく進む勉強なのに、今回ばかりは勝手が違う。

そう、アフリカの
原住民出身者が参加しているからだ。 言葉の文化がないのだ。

10人の生徒は、プログラミングコミュニティ専用ページの専用プログラミングにそって、ある一つの サイトを作り、共有しようという試みにチャレンジした。

普段はチャットで、プログラムがわからなくなると友達に聞いていたなつだが、今回はそういうワケにいかない。
みんな黙々とサイト作りに励んでいた。

あれこれ迷いながらも、プログラムが完成した時の喜びは火山の噴火よりも大きかった。

あとは起動するかどうかだけだ、そして10人全員が同じものを作り共有できるかどうかだ。

スイッチ オンーーーーー

起動し始めた、みんな同じ書式の同じサイトを作り上げていた。

言葉が通じない 
文化が違う 生き方も違う  違う者が集まっても同じものはできるのだ

なつはそう思った。

そしてそのサイトでは色んな機能があって、その場所で 絵文字や数字などで言葉を作ることもできるようになっていた。

原住民出身の男の子は、      ← KONCHI こんち という名前ということがわかった。
 ニワトリを飼って、野菜を育て、パンダと一緒に、、、ん? アフリカの原住民なのにパンダ?

 間違えたら走って逃げていたと、教えてくれた。


単なる通過点

なつは、休日に大昔のビデオを見ていた。

SO、、、120年前の 美咲ばあちゃんの生きた時代のビデオだ。

「へぇえええぇぇええ、♪この頃って、会社内で
トラブルがあると、みんな一斉にトラブル回避の問題点に一丸となって取り組んでいたんだ」

「なつぅーーー、晩御飯よ。」母の声
「ちょっと待って、うちの先祖の生きた時代の貴重なビデオを見てるんだから。」
「それを見たら、どう思ったか感想聴かせてーねぇ、、、」
母の声

「ほーーーぃ」
       

「あぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ」感動した。マル。by.なつ
「何に感動したの?」母の問い

「美咲おばあちゃんの勤めてた会社、とんでもないトラブルに見舞われた時、おばあちゃん達社員一丸となってトラブル回避したんだよ。みんなバタバタしながらも、なんとかしなきゃって!その時、おばあちゃん記念に、電気自動車充電中の写真撮ってるんだよね。。あの頃ってまだまだ、ガソリンで走る車が主だったんだなって今でこそ自家用ヘリなんて当たり前だし通勤ルート申請すれば、低飛行で空を飛んでも自動制御で事故が起こることなんてないもの。
当時、車の事故も相当頻繁に起きてた時代だったんだなって思うと悲しくなるよね。事故が起きていたから、道路の車線にも車にも、接近すると自動的にハンドルが事故を制御する車が開発されていったって!!、段々と改良されていったんだよね。人命が一番だもの。」

「地震や津波、水害等 災害が頻繁に起きてたみたいだし。」悲しそうな母の声

「多くの人々の犠牲が、その頃生きた方々に復興の望みを与えたし、災害が起きても倒れない家屋や原発事故が起きても核の被害が起きないように皆が知恵を出し合って時代は刻まれていったのだと思う。
そして、なつは誕生したと。。  ただ一つビデオ見て思ったんだけども、あの電線って
邪魔だよねぇ。地域全体に張り巡らされててさ、外でバレーやバドミントン出来なかったと思うんだよね。」

「みんな慣れてたのよ、それが普通だったからよ」母。

「電柱の立ってる土地とか電線が走ってる場所は電力会社の持ち物だったの?

「そうよね、たぶんそうだったんじゃないの?日本支配してたって感じだわね。」母。

「まぁ、背丈が3メートル超える人はいなかったみたいだから、電線に人がぶち当たって感電 することはなかったんだろうけどね、※今の時代でも3メートル超える人はいないけどもね。
美咲おばあちゃんが生まれるまだまだ150年前のお侍さんがいた時代なんて電線なんてないもの。文明が開化して電化製品とか爆発的に生まれた時代だっていうけど、ビデオで見た時になんてこんな感電スレスレの時代がバブルとか言われてたの?って気がするのよね。
お侍さんがいた時代となつが生きてる時代は一見同じなのよね。シーンとしてて自然的でだけども断然に居住が未来空間よね、アイホームで家を買うと家電も車も食品も全てアイブランド、学校 会社も提携してるから、すべて アイブランド。美咲おばあちゃんの時代は、家電は家電メーカー家はハウスメーカー食品は食品メーカー車は車メーカーが競合していたらしい。それはそれでとても良い時代だったんだなって思うけど、引っ越しは自分らで荷物出して入れてそれはそれで大変だったと思う。
アイブランドは全て完備してあるもの。便利空間は、なじむまでには時間がかかったと思うけど、それが当たり前の時代に生まれたなつは、他の事を知ると興味津々になってしまうの。美咲おばあちゃんの時代は "単なる通過点"だったのだろうけど、その単なる通過点は大きな未来空間を作るプロットを持っていたのだと思う。そして、一見、お侍と同じ時代に見える※電線なんてないんだもの。!(なつ)が生きてる時代も"単なる通過点"なんだろうと思うの。
(なつ)が生きた時代のビデオも数百年後、そう500年後ぐらいに進化した人類が見た時にはどんな感想を持ってくれるだろうか!楽しみだなぁって。。。」

「なっちゃんぁああああぁぁあああん ン?」素晴らしい感想だわ by.

       
先祖代々途絶えず子孫を増やしていこーね。



      「なつ、、あの不気味な会話をしてくる男とだけは結婚するなよな。笑」←父(複雑気分)