今日は、三蔵法師として、有名な玄奘(げんじょう)さまのことを調べた備忘録です。

興味のない方はスルーして下さい。



以前書かせて頂いた失敗の後、ピンクの念珠をつけて、仕事に行きました。


その、帰り道、ふと、

西遊記を読んだらいいな。


と思いました。


詳しくは覚えていないのですが、子どもの頃に、夏目雅子さんが三蔵法師役のドラマを楽しみに見ていました。


薬師寺のお守りをつけてたから、連想ゲームで、浮かんできたかな。

せっかくだから、読んでみよう!と思いました。


(薬師寺には、三蔵法師で最も有名な玄奘三蔵さまがおられます。ちょっと前に、義父の命日があり、写経のため、お参りしたばかりでした。)


ありがたい。

せっかくだから、玄奘三蔵さまのこと、少し調べてみよう!



図書館で本を借りて調べてみました。



三蔵法師とは、中国で経典翻訳僧の敬称として用いられた言葉で、仏教に通ずる者という意味もあるので、その中で、最も有名であり、ふさわしい人物が玄奘であるということ。



玄奘三蔵(600〜664)

唐の僧で、13歳で出家、27歳の時、唐での仏教研究に限界を感じて、国法を犯して、単独天竺へ向かう。

草木も生えぬ砂漠を1滴の水もなく、5日4夜歩き続けたこともあったという。

インド北部のナーランダー寺院(学生数は1万人以上いた)で5年程学んだ。

その後、インド各地で仏教を学び、唐を出て17年後に657部の経典を携えて帰国、国のヒーローとなった。

すさまじいスピードで、翻訳をこなした。

晩年には、深夜1時に床につき、早朝3時に起床して作業した。

600巻にも及ぶ「大般若経」をはじめ、1300巻以上にものぼる経典を、死の直前まで漢訳し続けた。

これは、漢訳された経典数の約4分の1にもなるという。

般若経と呼ばれる経典群の教えをまとめた「般若心経」も玄奘の漢訳したものである。

玄奘がインドへ行ったときの見聞が、「大唐西域記」12巻となり、「西遊記」のもととなった。

法相宗(ほっそうしゅう)の開祖でもある。



だから、薬師寺におられるのですね。

なるほど。



玄奘より300年前から、道安が中国仏教の基礎を作っていたそうてす。

翻訳家も200人近くいるといわれます。

その中の代表的な4人が四代翻訳家で、仏教界から敬われています。

鳩摩羅什(くまらじゅう)、真諦(しんだい)、玄奘、不空の4人です。



また、お経を求めてインドを旅した求法僧たちも中国の仏教の歴史上大切です。

法顕(ほっけん)、玄奘、義浄が三大求法僧として知られています。




たくさんの方のたくさんの努力があって、仏教は伝わってきたのですね。



長文を、最後まで、読んで下さって、ありがとうございました✨