世界に飛び出さねばならん
とか
世界を舞台にした方が活躍の場が広まる
とか
いろいろと説があり、我が子の教育に焦るわけですが…
英語は単語力とコミュニケーション能力だよなあと思ったと同時に
もう一ついるぞ、と。
数学者 藤原正彦さんや、
スズキメソードの創始者、鈴木鎮一さんの著作を読むにつけても、特に
大事だと思ったもの…
教養。
一朝一夕では身につかず
塾や学校へ行っているだけでは身につかず
家庭の中だけで自然につくわけでもなく
でもそれが
世界とともにある力、
の根本ではないかと思ったのです。
例えば読書だけに限っても
イギリスの
パディントン駅でほっこりしたり
ベーカー街でどきどきしたり
スペインで
水車小屋のマークがあればドン・キホーテを思い出したり
ドイツで
アルトハイデルベルク城で悲恋を思ったり
歴史を知っているか否か
絵画を知っているか否か
聖書やイスラム経典を読んだことがあるか否か
仏教やユダヤ教の教えの根本とは何かを考えたり
食文化についてなぜこの地方でこの食事がとられているのかを考えたり
背後にある物語を知っているか、否か。
日本の文化についてどれくらい知っているのか
古事記で建国に思いをはせたことがあるのか
なぜ出雲大社と伊勢神宮があるのか
どうして神社には祭神が様々におわすのか
どうして日本では靴を脱ぎ外国では靴を履いたままなのか
お箸を使うのはどこの文化圏なのか
どうして蒙古斑が出るのか
教養
かつて、世界有数のお金持ちであるロスチャイルド家に
踊り子や絵のモデルをスタートとして正妻に上り詰めた
ナディーヌロスチャイルドも
教養
マナー
それが世界のパスポートである
と明言していました。
これがないと文化を理解できない。
これがないとお互いを尊重できない。
単なる知識ではなく
こころをよりそわすために必要なもの。
将来自分で身に着けることはできますが
できる限り早くに知っておき、体験することで
積み重ねていけたらいい、
それも子育ての一つの分野である…と
思うのでした。
世界にはさまざまなダンスがある
どういった場面で踊られているのか
どういう思いで踊られているのか
そもそもなぜ踊るのか
…フラ一つでも考えはあちこち深まります。
ともに考えていけたらいいなあ。