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きらきらな言葉がだいすきな女子高生が言葉のチェーンソーを不定期で振り回す部屋です。ペタ返しはしておりませんので悪しからず。

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ハロー。

 

今日はできかけの創作設定をぶちまけていきます。

 

上の140字小説が一応、目指しているもののざっくりとした設定を踏まえた文章なのです。

今回は「人外」というテーマを掲げて、最初にキャラクター作りに取り掛かりました。

 

名前はまだ決まっていませんが、とりあえず今のところは『被検体№001』くんです。

彼はとある深い森の最奥にひっそりと、隠れるようにして在った村の少年です。

その村に住まう人々にはある特徴があった。

全身にぽつりぽつりと緑色の斑点、緑色の髪、瞳の色も緑色。そして、彼らには大きくてびらびらした、やはり緑色のしっぽが生えていた。

001くんにもやはりそのような特徴があったが、村人たちのなかでも彼は比べようもないほど、それこそ神がかり的に美しかった。

 

さて、村の人々はひょんなことからその存在が暴かれ、彼らを見つけてしまった政府と学者たちは大変困った。

彼らはいったい何なのか。宇宙人?進化した人類?それとも、古代から存在した人類の派生種?

なんにせよ、「しっぽがある緑色の人間のようなもの」はなんらかの自然の摂理に則って現在にまで生き延びているのだろう。彼らを放置することは、我々人類の未来を脅かすことになりうるのではないか。

そもそも、彼らは人間なのだろうか。確かに人間の言葉を用い、二足歩行し、道具を使って生活しているようだが、我々は彼らに社会における人権を与えてもよいのだろうか……。

 

わからないことが多すぎる。

そこで政府はとある研究所でこの生物を調査するように依頼する。

彼らとしても自分たちが一体何なのか、人間として、社会の一員として振る舞ってもいいのかなど疑問も多かった。

利害も一致する。

村側は人類が自分たちを醜い化け物だと決めつけないように、自分たちが決して恐ろしいものではないと示すために、村の中で最も美しい少年を被検体として差し出した。

 

 

 

……みたいな設定から始まります。

 

緑色は「葉緑体」です。実はこの村の人たちは主にしっぽに含まれる「葉緑体」を使って光合成をおこない生きている、という設定です。目元とかの皮膚が薄いところは葉緑体の緑色が見えているのではないか、というぼんやりとした見た目設定です。

これは葉緑体を持つウミウシの話を聞いて思いついた設定で、元はしっぽがあるということしか決まっていなかったのですが、光合成ができるってなかなか夢があるな、とも思います。

光合成で補えない分は食事で栄養を得ます。ハイブリッド人間です。

とは言うものの、専門的知識が要る設定作りは正しい知識が無いと恥ずかしい勘違いをしたまま設定を固めてしまって後で気づいても変更が利かず破棄、みたいなパターンが多いですから、適当に見てそれっぽいと思ってしまった『盗葉緑体現象』とやらについてもきちんと調べてから書かないと……これだからSFは苦手です。ファンタジーにしてしまいたい。

人権問題や政府の陰謀的設定はお父様が生やしました。SFが好きな父は「古代エジプトの王様の……」「ユダヤ人が実は……」とかもっといろんなことを言っていましたが、そもそもこれが地球で起こっている話なのかも決めていないので実在するもので縛るのはちょっと待った、ですね。

 

最初はこの被検体くんと変態科学者たちのハッピーであったかくてつめたい(冷め切った湯舟のお湯みたいな)お話を書こうと思っていたのですが、ここまで固まってくるとシリアスで固めるのもありのような気もしてきますね。

 

 

またなにかが決まったら書き足していきましょう。

それではまた