鶏ムネ肉 その2 | 春香おばさんちの猫の話

春香おばさんちの猫の話

猫の難治性口内炎が治った話

口内炎へのナマ肉食効果は、たった2~3日で表れました。
言い出っぺの私も驚きです。
あきらかに吐く回数が減って、スムーズに食事できるようになったのです。
 
いち早くそれを自覚したマリは、キャットフードをすっかり嫌いになってしまいました。
「こっちも少しは食べたほうがいいんじゃないの?」と勧めてもプイッと顔を背けます。
ナマ肉とお刺身しか口にしなくなったマリは、日ごとに回復して、やせ細った体もどんどん元に戻りつつありました。
 
逆にミツコとイチローは、おそるおそる口にしたごく少量のナマ肉で調子を取り戻したかと思いきや、その勢いでドライフードを食べる量が増え、その量に比例して再度悪化するという悪循環を経験。
どうやらウェットフードだけでなく、ドライフードにも口内炎因子があったらしいのです。
けれども当のミツコとイチローは「こんな未知の食材なんか食べたから悪化したのだ」と勘違いしたらしく、ナマ鶏肉を拒否するようになってしまいました。
 
 
そんな様子にやきもきしながら私は、ミツコとイチローのキャットフードを(少なくとも今与えている商品を)ストップすべきと考えるようになります。
光さんも心が動いている様子。 
でも、キャットフード抜きだと栄養バランスはどうなるのでしょう?
当初の計画では「ナマ肉とドライフード半々の食事で口内炎を改善」というふうに考えていたのですが、それが成り立たないとなると……。
 
猫の栄養について、あわてて勉強を始めることになりました。
 
つづく
 
  
 
長女猫=マリ
 2009年5月生まれ
 2012年秋 慢性口内炎を発症
 2014年9月 回復し始める
 2015年4月 ほぼ完治
 2015年8月 体調低下
 2016年2月 完治