#ミリアニネタバレ感想 第10話:アイドルに大切なもの | 桜井 ちさとのプロデューサーな毎日

桜井 ちさとのプロデューサーな毎日

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次のライブに自分と一緒に出てほしい、と千早から直々のオファーを受ける静香

Team 8thとしてのデビュー前ながら、憧れの千早からのオファーはもとより、

父親に認めてもらい、今後もアイドルでいる為に結果と実績がすぐにでも欲しい。

すぐに返事は貰わなくともいい、と言われながらもそうした思惑から二つ返事で受けることに。

出演するのは静香の他に志保星梨花も。やはり志保星梨花は一日の長があるとは言え、

それを差っ引いてもどこか入れ込み過ぎというか余裕の無さが見える静香

少しばかり嫌味な態度を取る志保ながら、それは意地悪ではない模様。

そして、静香のそんな様子に気付いていたのは志保だけではなかった模様…。

何度もこうした言い方をしてきましたが、ここでの静香はさながら劇場版の可奈

思い起こさせるようで、苦悶に満ちた表情から追い込まれた様子が伝わってきます…。

恐らくその突破口は静香ひとりでは見いだせないだろう、とも。

やはり気づいていたのは志保だけじゃなかった!態度や表情が分かりやすかったのは

救いだったとも。言いだしっぺの千早静香の件を二人のプロデューサーに相談します。

静香の現状はプロデューサーらの言う通り!努力家なのはいい事ながら、

その方向が違っていること、それを普通に指摘したところで今の静香はそれを受け入れるだけの

精神的余裕もなくなっているでしょうから、それを如何にして気づかせてあげるか。

現状打破の鍵はそこにあります。

 

そのために千早は今回のコンサート会場となる教会へ皆を連れていきます。

今回のコンサートは家族を亡くした人の為にこの教会が主催するチャリティーコンサート。

そういや千早も弟を亡くしているんだよな…。それが縁だったのかな?偶然居合わせた

親子連れも旦那さん(父親)を亡くしており、三人ともふさぎ込んだ様子…。なんと、千早

その親子連れの前に立って歌い始めます。その歌声は伸びやかでありながらどこまでも

柔らかく、この母子三人の気持ちに寄り添うかのよう。

志保星梨花があとに続き、やや遅れて静香もそこへ。どうやら静香はここへ来て何かを

掴んだ模様。その表情、歌声にはこれまでのような固さはなく、まるで憑き物が落ちたよう。

四人の歌を聴いた子供達から目一杯の感謝の言葉を受け取ります。…まさにこれです!

その歌を何故歌うのか、誰のために歌うのか。これまでの練習では父親に認めて貰う為、

上手く歌うことに執着しすぎていた感がありました。そこが目標になってしまえば歌に

固さが出ると思うし、元々静香が持つ自己肯定感の低さも相まって袋小路に入ってしまうのは

自明(そこに静香自身も気づいてはいない訳ですから)。それを気づかせる為、

ただ言葉で指導するのではなく、ここに連れてきて実際に歌ってみた。

千早の狙い(プロデューサー二人の入れ知恵かも知れませんが)はまさに成功したと言えます。

そして未来静香の為にできること…なんと!静香の父親に会い、件のコンサートを

見てもらうよう直談判する事に(ここでの直談判、という表現は合ってますかね?)!

流石に未来一人だけじゃなく、プロデューサーも同行しますが、あの堅物説得するのは

一筋縄じゃいかないだろうよ…。特に未来は中学生なりに言葉を尽し、親友の為に

必死な様子が窺えました。最後まで表情を変えることなく聞いていましたが、自分の娘を

ここまで必死に思う友達の姿、果たして彼にはどう映ったのでしょう…?

 

そして迎えたコンサート当日、静香の父親はまだ見えないものの件の親子連れや

星梨花パパも。文章構成の都合上ここまで触れてきませんでしたが、星梨花の衣装に

勝手に手を加え、スカート長くしようとして星梨花に怒られたようw 流石にそれはやっちゃ

いけないけど、星梨花も自宅に衣装持ち帰るのはどうかと思う…。

 

ちゃん

2話のオーディションと同じように未来に背中を押され、ステージへ向かう静香

何故歌うのか、誰の為に歌うのか。持ち前の歌唱力にその気持ちを携えた今の静香

恐らく無敵と言えるでしょう。それを裏付けるかの如く、お客さんらの視線はステージ上の

静香へ釘付けになっていきます。そして静香の背中には真っ白な、そして大きな翼が!!

今回集まったお客さん達は家族を亡くした方々。その気持ちに優しい歌声で寄り添う様に、

皆が一様に天使の姿を見たのかも知れません。そして、アイドルに憧れる少女最上静香

ひとりの歌手として覚醒した瞬間です。

 

そして、一番見てほしい(ほしかった)人の姿も。当の静香はまだ気づいていませんが…。

プロデューサーの言葉に、思い出した嘗ての自身の姿。仕事で疲れ切った自分を

いつも癒してくれたのは愛娘、静香だった。嘗てそれが日常だった。静香の成長と共に、

いつしかその日常もなくなり、厳しい現実に晒され続ける中で、いつしかそうした日常が

あったことすら忘れてしまった。されどあの時と同じようなことが、こうした形で自分の

目の前で起きていた。静香の歌には人を元気にする力がある。誰よりもその事実を知る人間は

自分自身だという事を思い出したのでしょう。

苦労しますよ。私に似て、頑固者ですから。

これが親子の和解の瞬間でした。

ようやく父親が来ていた事を知る静香。ここまで何が起きていたか知る由もない訳ですから、

当初は表情をこわばらせていたものの、直後の父親の表情からその気持ちを悟ります。

互いに言葉こそ交わさないものの何を言いたいかは互いにお察し、でしょう。

これで自分を縛るものは無くなった静香。沢山の味方を付けて、今後もその翼で大きく

羽ばたいていってほしいものです。

 

…さて、去る12/9と10、異次元フェス アイドルマスター★♥ラブライブ!歌合戦

2days現地参戦してまいりました。次回からはその模様をDay1Day2こぼれ話

超豪華3本立てでお届けしてまいります(なんか自分でハードル上げてるような…?)!!

皆さま、どうぞお楽しみに!!!!

 

それでは今回はこの辺で!今回もお読みいただき、まことにありがとうございます。

 

 

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