お掃除ロボットは行き当たりばったり。壁にぶつかり行き先を変え、イスの足にぶつかり方向を変える。その行き当たりばったりが結果的には満遍なく掃除をすることになる。自分の力だけで何とかしたい!自分の手柄にしたいと頑張ったところで、自分の力でやれるものは意外と少ない。誰かに助けられている。何に助けられていることに気がつく。自分の手柄ではなく、多くの人の役に立ちたいという思いで、成り行きに委ねてその流れに素直に逆らわずに進んで行く。その時大いなる他力が望み、大きな仕事が出来る。弱いからこそ他に委ねる心が育ち、相手と競うのではなく、協力し合うという思想が生まれる。そう考えると弱い認知症の人は物凄いポテンシャルを持っていることに気がつく。そのポテンシャルにケアを委ね共に協力しながら成長して行きたいと思った。