3軒目のホストマザーは英語が堪能で、すごく穏やかな方でした。

私の拙い英語を聞きとってくれ、綺麗な英語をゆっくり話してくれるので、

たまにふたりで長話することもありました。

その日もいつものように



日本に行くときに行ってみたいとこがあるの とか

台北においしい店があるから週末行こっか とか

そういえば去年の今頃日本で地震があったね とか



何気なく話していると、

突然ママが泣き始めました。



あんまり感情を表に出す人ではないし

何しろ急に泣き出したものだから

びっくりしてしまって

「どうしたの?!大丈夫??

と言うと




「地震の犠牲者や遺族のことを考えると、もうだめなの。」









「日本人はほんとにすごいね、

あんなにひどい災害が起こっても、多くの人が復興を目指して動き出してる。

自分の生まれた土地を愛して、頑張ろうって励ましあってる。

ほんとに尊敬できることだし、少しでも力になりたいの。」




ママがしゃくりあげているのを見ながら、

私はしばし呆然としてしまいました。



「私は当事者の立場なのに、今まで何をしてきたんだろう」




って。




支援金を最初の方に送ったきり、

何もできていないし、

今でも多くの人が困っているのを知っているのに

何とか力になろうと行動に移したこともなかった




日本の為に泣いてくれるママの前から

何もしてこなかった自分が悲しくて申し訳なくて

消えてしまいたかったです・・・。




「ありがとう。

日本人は台湾の方々がたくさん支援してくれたの知ってるよ!

ほんとにありがとう」










「困った時に助け合うのは当たり前のこと。

去年の今頃は、ニュースを見ながらいろんな国の研修生と一緒に

「なんでこんなことが起きてしまったんだー!!ひどすぎるよ!」って、泣いてたの。

それからみんなで日本をバックアップしないと!って、色々話しあったな

思いやりに政治的な問題や、宗教、人種なんて関係ないでしょ。

台湾で災害が起こった時も日本人がたくさん支援してくれたよね。

世界中で協力しなくっちゃ。」




と、鼻をかみながら言うママの言葉に

再び頭をガーンと打たれたような気がしました。




小学生のころから

「世界はひとつ」だとか

「地球家族」だとか

いろんな言葉を聞いてきて



海外協力隊の映像をみては

「ほー、すごいねー。」

と感心してきたけれど




やっぱり、どこかで他人事のように思っていたみたいです。

こんなに「世界」がすとんと心にしみ込んだことはありませんでした。




ずっと日本にいたときは

「世界」と「日本」を

二項対立でしか捉えることが出来なかった私が



やっと、

「世界の中の日本」を実感できたのだと思います。




知識をたくさん身につけることは国内で簡単にできるけれど

本当に大事なことを知るのだけでなく感じとるためには

やっぱり、経験するしかないのだと思います。

ほんとに、飛び出してみてよかった^^


まだまだ先生としては未熟だし

失敗することも多いけれど

これからもたくさんの経験を得ながら

現地にもよい風を吹き込めるように

マイペースで頑張ります。






それから、

これまでを後悔している暇があったら、

これから何ができるかを考えないとあかんね。




帰国後の計画がまたひとつ増えました。

自省する機会をくれたママにひたすら感謝です^^






心配してくださっている

AIESECERの方々、

更新が遅くてごめんなさい。

金田は元気です^^