私が自分は失感情症なんじゃないかと気付いたきっかけは、
通っていた心療内科でのお話。
職場の人間関係について聞かれて、職場の人たちの話や出来事などの話をした。
「その怒りの感情は、どうやって処理してるの?」って聞かれた。
え…?
私、1ミリも怒りを感じてない…
驚いた。普通の人なら怒りを感じるようなシーンですら、私は一切怒りを感じていなかった。
通常、怒りを感じるような場面で、私は『無』だった。
怒りどころか、悲しみも、悔しさも、何も感じてなかったことに気が付いた。
私は『無』だった。
その頃、毎朝出勤時に、ポロポロ涙が溢れていたんだけど、
それすらも、自分はなんで泣いてるのかわからなくて、困惑してた。
いや、もちろん仕事に行きたくないことはわかってる。
だけど、感情が揺さぶられるとか、そういう心の動きがないままに、
唐突にツーーーーって涙が流れて、
え?なんか泣いてるんですけど…
ってな感じで。
この時に、ひょっとしてわたしは感情を感じられない??感情がない???
そんな欠陥のある人間なんじゃないだろうか…
普通じゃない、人間として機能の劣った人間なのかもしれない…
途端に自分が恐ろしくなった。
その後、偶然、泉谷閑示先生という精神科医の方のコラムを偶然見つけて、読んで大きな衝撃を受けた
ちなみに、この先生、
薬は対処療法でしかない、根本治療のために、薬に頼らない精神療法を…という方針の治療をされているそう。
とても興味深くて、先生の著書を買い漁って読みまくったよ
人間は、『頭』と『心=身体』のハイブリッド構造なんだって。
私は、頭、心、身体というのは、それぞれ全く関係のない3つの機械のように認識してたから、
心=身体というのも、衝撃的だった。
『心と身体』は、正に一心同体であり、自然原理で出来ている。
だけど、『頭』は、自然原理で動いていない。
頭は人間が複雑な社会を構成して生きるために、後天的に進化したもの。
自然原理の心=身体と、非自然原理の頭が対立する。
で、問題は、頭と心の間にある蓋。
頭にとって不都合な時に、
頭が一方的に蓋を閉める。
図の通り、蓋は頭の側からしか閉められない。
一方的に、独裁的に頭が蓋を閉じる。
心は思考を封じ込めることはできないけど、頭は感情を封じ込めることができる。
この蓋が閉められ、心の声が封じ込められた状態は『抑圧』ってよばれる。
抑圧状態にある時、蓋が閉められてるから、心の声は頭には届かない。
自覚されないってこと。
だけど、感情は消えて無くなるわけではないから、
蓋を開けてーーーーー!!!!!
ちゃんと感じてよーーーーー!!!!!
って、下からガタガタこじ開けようとする。
一心同体の身体を通じてサインを出したり、なんとか蓋をこじ開けようとするんだよね
ついに限界までたまった感情エネルギーは、マグマのように破裂する…
あー…
わたしだ、これ。
蓋が閉まってるんだ…
だから自分の感情がわからないし、
蓋をされた感情が怒ってストライキを起こしているから、
心身ともに問題が起きてるんだ。
まさに目からうろこだった。
でも、
この蓋さえ開く事が出来たら解決するんではなかろうかと、
出口のないトンネルで、一筋の光のように感じた。
もしかして自分はサイコパスのような、感情が欠落した人間なんじゃないかとか、
どこかに欠陥があるんじゃないか…とか、
恐ろしくなっていたけど、
そうじゃなくて、蓋をされているってことを知って、ものすごく安堵感があった
抑うつ状態になった職場でも、その前に働いてた大学でも、
ほぼ毎日、頭痛がひどくて鎮痛剤を飲んでたわたし。日に何度も。10年間
それがおかしいとも気付かなかった。
休職して毎日家にいるようになり、ある日、頭痛がないことに気が付いて、
そう言えば、鎮痛剤飲んでないわ…って衝撃だった。
そんなある日、手続のために会社に行くことになった。
オフィスに入った瞬間、ひどい頭痛に襲われて、
あぁ…10年間、毎日毎日毎日毎日サインを送ってくれてたんだ………
ってそこでようやく身体と心が繋がっている事が腑に落ちた。
心の声を封じ込めて、身体からのサインも永遠に無視し続けて生きてきたんか…
どれだけ科学や医学が進歩しても、いまだに生命を生み出すことが出来ないのが、
『頭』の限界と泉谷先生は言ってた。
科学や医学の進歩は、正に『頭』の成果であるけれど、『頭』は、自然原理に遠く及ばない。
その自然原理に劣る非自然原理の『頭』を優位においていることは不自然。
独裁者『頭』に支配されていると、
論理的なことが通じない『心=身体』は、『頭』にとって邪魔になる。
一方的に封じ込めて、まるで存在しないかのように扱わせる。
本来、圧倒的に高等な『心=身体』
『頭』を独裁者にしないで、『心=身体』の声に耳を傾けて生きていこ
公式LINEプレゼント
①不安を解消するノート術
②思い込みに気付く無料個別セッション(60分)
③FPはるかによる無料保険のお悩み相談(証券診断も可)