​R-1グランプリ 2024予想


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◎ 街裏ぴんく

◯ 寺田寛明

▲ トンツカタン お抹茶

×  吉住



出場者が9名で敗者復活戦もないという事なので、5点予想は多すぎる。とはいえ、3点で当てられる自信もない。じゃあ間をとって4点で…という非常にやる気のない仕様となっております。


そらそうだよね。


当日の朝に、思い出したかのようにチョロっと更新するだけの簡単な予想に何の価値があるというのでしょう。ドラフト番付は一体どこに行ってしまったのでしょう。金丸くんめちゃくちゃ評価上げてましたよね。センバツ抽選会?終わってから気づきましたよ、ええ。もう色々と終わってます。


むしろ(他が)始まっているのかもしれませんが…。




本命は、街裏ぴんく。


優勝したとて、多分そんなに大きく生活が変わらないであろう、扱いの難しい(要するにテレビで使いづらい)キャラクターではあるものの、前年優勝の田津原理音(皆さん覚えてました?)に比べればだいぶマシ。


円熟味を増した嘘トークのキレは抜群。ライブで観た事があって、その時も終始ワクワクさせられた。全部嘘なのに。話の95%は嘘なんだけど、出てくる人物の人選、言動のチョイスがいちいち素晴らしい。高熱を出した時の悪夢のような世界観は、心地良すぎて現実に戻りたくなくなるワンダーランドといってもいい。あの話芸は、芸歴制限されていた、ここ2年(?)の若手にはまず到達できない領域。必見です。(※ネタが刺さるかどうか、跳ねるかどうかは知りません)


対抗は、寺田寛明。もういい加減しっかり結果を残してもいい、四年連続(?)のファイナリスト。とにかく地味な風体・芸風ながらも、コツコツと知名度と渋味を増してきた。戴冠するならこのタイミング!とも言えるが、戴冠してもEテレ需要ぐらいしかなさそうなのがまたなんとも。


有力は、トンツカタンお抹茶。ハマった時のネタの爆発力は随一。なぜか本職のトリオコント(漫才も)の方でも、しれっとセンターポジションを奪うage基調は買いか。


穴は、吉住。紅一点だから穴とかではなく(怒られますよ)何かと実力にもにゃもにゃがつきまとう歴代The W優勝者の中でも屈指の実力者。そして、おそらくファイナリスト最大の知名度は有利に働くはず。吉住ワールドが2本連続で展開できれば面白い存在。R-1は夢が…と言われる風潮を、なんとなく存在で黙らせる事ができそうという点も(主催者的には)好材料か。


…と書いてはみたものの、昨今の吉本鎖国(やなんとか市のお笑いコンテスト)の影響などを考えると、吉本勢が勝ちそうな気もしないでもない。昨年も色々あったしな。色々完全燃焼しないのがR-1なので。グレーゾーンコンテストといえばコレみたいなところはある。


ネタ選びで微妙にハズレを引き続け、なかなか完全燃焼しないサツマカワRPGが一気というケースも考慮したがあえて外した。ラストイヤーからの泣きの一回が通って、今年勝ちというストーリーはあんまり好みではないので。主催的にはルシファー吉岡よりは勝って欲しい存在なのは間違いないが…という感じ。




時間も早いので、酒でも飲みながらボーっと見ることにしようか。R-1はそれくらいでちょうど良い気もする。勝っても負けても何も変わらない気がするって要素は真剣に見ようという気を削ぎますね。ピン芸自体(特にシンプルフリップ芸)がさほど需要ないので、致し方ないんだけど。


それでは。