入院中の父の横でお布団敷いて

お布団の中でブログを書きます。


父は、癌です。

積極的な治療は、

もうできなくなり、

緩和ケア病棟に居ます。

入院して、1ヶ月半。


今 父は、

寝たきりです。


動けなくなり、

体の向きを変えることも、

手をあげたり動かすことも

何もできなくなりました。


食べられなくなり、

点滴で栄養と水分を摂り、

生きています。


自分でゴホンと水分やタンが

気管に入らないようすることも

出来ないので、看護師さんに

1日に何度もタン吸引をしてもらっています。

何日も何回も喉の奥にチューブを入れて

吸引するので、タンに血が混じっています。


声も出せません。

言いたいことも口を動かしますが

理解してあげることもできません。


本人は意識があるので、

そんな自分のことを受け入れるのが

精一杯かなって思います。


一日中、

ほとんどの時間寝ています。


呼吸も、

時にゴロゴロタンが絡んでいる呼吸で、

呼吸も浅く、

呼吸しづらそうな時もあります。


人が当たり前に出来ていたことが、

何もできなくなりました。


何もできなくなった父ですが、

本当に頼り甲斐がある人でした。

ワガママでマイペースで

母は苦労したようですが、

たくさん良くしてくれました。


仕事が忙しかったのですが、

私が帰省する時には、

(大学から県外、結婚して県外)

いつも空港まで迎えに来てくれて、

家に帰る車の中で、

「やっぱり故郷はいいだろ〜」って

よく私に言っていました。


地元を愛していた父との思い出です。



人はいつか死ぬんですね。



父には、

安らかに逝ってほしい。

そう思っていますが、

今、病院で死ぬまでが、

日々生きるのが、

大変そう。



看護師さんに

手厚くやってもらっていますが、

本人が1番大変。


父の呼吸が楽になって、

痛いところもなく、

体がとにかく快適に

気分良く残りの時間を生きてほしい。

そうあるように祈るばかりです。


父とこうやって

病棟で過ごせること、

貴重だなって思っています。


父と母と最後に行った

北海道旅行の一枚↓

2022年9月。



本当に色んなところに

連れて行ってもらいました。


夫には、

親と出かけ過ぎと言われますが、

今回も帰省させてくれた夫には

感謝しています。




人はいつか死にます。

当たり前のことですが、

今頃実感しました。



この父との時間も、

これからの自分の人生も、

永遠ではありません。


限りがあります。


限りがあるからこそ、

大切に生きたい。


そして、

当たり前にやれている事に

感謝したいなと思いました。



父の横で、

これから寝ようと思います。



最後まで

読んでくださり、

ありがとうございます。