先日の放映を録画してたのを、珍しくちゃんと最後まで観て、なんとなく感動したので備忘。
ストーリーはこちら↓の方が詳しいかな。
冒頭、実力も人気も微妙な小説家(松たか子)と担当編集者(神木隆之介)が次回作のプロットを話し合っている。次回作はミステリーを書く!!と大風呂敷を広げた小説家。しかし、実際のところ彼女のミステリーへの造詣は浅く、出てくるアイディアの稚拙さを編集者は突っ込まれまくり。それでも、名作クリスマス・キャロルの世界を下敷きに、ようやく一遍のミステリーを仕上げる。しかしその晩、小説家はワインを飲み干した途端に倒れてしまう。意識不明の重態に陥る小説家の身体。
一方、覚醒した彼女の意識は、自分が作り出した物語の世界に入り込んでいることに気づく。「彼は犯人じゃない!」昨夜の作品の流れの間違いに気づく小説家。
果たして彼女は、事件の真相にたどり着くことが出来るのか?
例によってWOWOWに字幕はつかず、叫び台詞その他聴こえなくてわからない部分た〜くさん。
もどかしいし、勘違いもいろいろあると思うけれど、何だか面白かったです。
いや〜松たか子さんて、凄いですね〜
浦井くん、共演しないかなぁ(いや、普通に松さんの出演舞台チェックしてチケット取れなんですけど。)
浦井くん、多分お芝居の力をつけるのに、頑張っていろんな演出家さんの舞台に出演してた時期がありますよね。エリザベートでルドルフやって、そのままミュージカルに出続ければメインキャストとして仕事が続いて行く目もあったけれど、サブメインのポジションでも〝お芝居〟を学べる場を優先に選んでみたいな。
そんな感じの時に松さんと共演する機会とかなかったんでしょうか。
ま、それはともかく、物語をぐいぐい引っ張って、魅力的なものにする松さんの力に感嘆しました。ミュージカルじゃないと思うんですが、ガツッとミュージカル歌唱を入れる仕掛けが何箇所かあって、ちゃんと劇場をミュージカル的にアツく盛り上げる歌唱で、いや、凄いなと思いました。
神木くんもすっごいんですね。映像だけじゃないんだ〜。
彼の舞台も見てみたくなりました。
子役で人気を博するのと、成人後に主役を張れる力を持つって、別のことなんでしょうけれど、何か感慨深いものがありますね。
他のキャストの方々も、それぞれのポジションをにばちっとはまって、ミステリーを楽しく決めてました。
そして、なんだかトンデモなストーリーなのに最後はあたたかいじわ〜んとした心待ちで見終われて…
楽曲の使い方がなかなか反則な巧さなんですよね。
ちゃんと全編見れてよかったです。