子どもの頃見ていたテレビドラマできりりとかっこいい大人を演じていた俳優さんたちが、老いと死を見つめる元芸能人たちを演じるドラマ。
やすらぎの郷、ちょうど、いつまでも守ってくれる存在と思い込んでいた、親の世代が老い衰えていくのを実感し始めるのと同時進行で始まった感じだったのですよね。
三十年ぐらい前に何があっても壊れない頑丈な何かのように感じていた世代が衰えていくのを見るは、そのまま、自分もいつか駆け足で衰えていく日が来ることを、目の前に突きつけられているようでもあるのです。
どんな風に老いたいか?選べなくなる事情はたくさんあるけれど、それでも、なりたい老い(と死)を考えるのにちょうど良いドラマだなぁと思うのです。
宝塚OGでもある八千草薫さんのご病気と役の変更の報道を切っ掛けに、続編スタートを知りました。
私と同じようにこのスタートを知る人、たくさんいるのではないかしら。
出演者の病気を宣伝に使う…あざといけれどもそれもまた、このドラマの世界の一部なのでしょう。
最初のシリーズも野際陽子さんの逝去を切っ掛けに見始めた視聴者がいるかもしれませんし、それもまた、このドラマの一部。
ミュージカルゴーストでヒロインを演じていた秋元才加さんの名も、オーディション合格者の中にあります。
第2章はどんなお話が展開して行くのでしょうね。