親に内緒で孝志に会っている、

菜奈美も最初はそんな事できるのかな?と思ったが、

もう何度も会っている、

孝志は穏やかな男で、可愛いし、気持ちいい事をいっぱいしてくれる、

おやつや飲み物を買い込んで、ラブホテルに入る、

シャワーを浴び終え、ラブホテルの部屋着を着てベッドの部屋に戻ると、

いつもの様に孝志はもうベッドに入って菜奈美を見ている、

菜奈美はたたんだ自分の服をソファーの上に置いてベッドのわきに進み、

お布団をめくり、

布団の中に入る、

無口な感じで始まる、

孝志は、見かけ通り大人しいと言うか、

優しく繊細なタッチで前戯が始まる、

キスも優しいし、胸も優しく丁寧に触る、

静かな中に足や体を支える肘がシーツに擦れる音と、

孝志の息遣いが聞こえる、

人に自分の体を触られる、独特の違和感が気持ちいい、

しかも孝志の触り方は、最初はソフトで丁重な感じで、

でも、徐々にエスカレートしてくる、徐々に豹変!

優しい男が徐々に荒々しくなる、

前戯の途中で一旦攻守が入れ替わり、

菜奈美が孝志を攻める、

孝志が作った前戯の勢いを菜奈美が引き継ぐ訳で、

どうしても高いテンションで菜奈美が孝志を攻める事になる、

でも、菜奈美にとってはちょうどいい、

ずっと無口だった孝志だが、ここから言葉の感情表現がで始める、

気持ちいいとか、朝までずっとやりたいとか、

菜奈美は一通り男性自身の触り方を孝志に教えてもらっているし、

その上に自分なりに孝志を攻めたい、困らせてみたい、

すると、孝志は菜奈美の気持ちを知っているのか?

ただただ、菜奈美の施術に無抵抗で感心したり、動揺したり、時には悲鳴と言うか、

やばい!行きそう、と言葉が絶えない、

菜奈美は、そんな孝志の反応を見るのが楽しい、

お互いの体を触って、感じ合い、溶け合う感じ、

そして、横たわる孝志が、

「入れてみる?」

と菜奈美を見上げ尋ねた、

菜奈美は孝志の下半身から目を、孝志の胸元に移し深く頷いた、

そして孝志が、

「ゴム付けてくれる」

と言ってきたので、菜奈美は枕元に置いていたゴムの入った個別袋を取り、封を切り、

中からゴムを取り出して、孝志の硬いそれに被せて伸ばした、

孝志の硬いこれで突かれていると、女の体がどう言うものか改めて感じる、

子宮や膣を生理の時の不快感しかなかったが、

孝志とのエッチの時は、それとは全く違う感覚を感じる、

孝志の硬いものが入って来て、それが前後して奥の方を突き上げてくる、

なんとも言えない感覚、大人にならないと知り得ない感覚、

菜奈美は、早く孝志の硬いものを入れたい気持ちを抑えながら、

ゴムを全て伸ばし終えると、

菜奈美は、視線を孝志のそれから孝志の顔に移した、

すると孝志も菜奈美がゴムを付けていた手元から、菜奈美の顔に視線を移して、

見つめ合う二人、

孝志はそっと背を起こし始めたので菜奈美は自分の体を横にした、

菜奈美はいつもの体勢で足を広げて孝志がうつむき股間あたりを見て、

お互いの体を馴染ませるように、

硬いそれを谷間に沿わせて何度も上下させる感覚が伝わってくる、

菜奈美は、もうすぐ孝志が入ってくると思っていると、

孝志が菜奈美の顔を見下ろした、

孝志も早く入れたそうな物欲しげな顔で、

「入れるよ」

そう優しく言ってきたので、菜奈美はそっと頷いて承諾すると、

孝志が腰を寄せてくると股間から鈍い挿入の感覚を感じた、

もうあの時の千切れる様な痛みはない、

ゆっくりと孝志の股間が菜奈美の股間に密着すると孝志が

「痛くない?」

と問いかけてきた、菜奈美はすぐさま答えた、

「痛くないよ」

そう言うと、孝志はゆっくり前後し始めた、

硬いものが出入りする違和感、この違和感がなんとも言えない感覚、

菜奈美は、ただ静かにその感覚に集中した、

ふと孝志と目が合い、孝志がキスしてきた、

突かれながらキス、愛されていると菜奈美は思い、孝志の優しく動く腰に手を置いた、

しばらくして、孝志は背を起こし右手で菜奈美の胸を愛撫する、

孝志は菜奈美を見つめている、菜奈美も孝志を見つめ返す、

エッチの時、孝志はずっと菜奈美の顔を見ている、優しそうな、思い詰める様な表情で、

本来、見つめ合うなんて菜奈美にとっては恥ずかしい事だが、

エッチの時だけは、ゆっくりと見つめ合える、

すると孝志が菜奈美を突き上げながら、

「明日の朝までこうしてる?」

菜奈美は子宮を突かれながら切ない気持ちの中、孝志の冗談に微笑みかけた、

そして孝志は一気にペースを上げた、

まるで野獣の様に腰を打ちつけてくる、

でも菜奈美は耐えた、

なるべく声を出さない様にした、

初めての時、孝志に恥ずかしいところを見せた事を今でも気にしている、

二人の荒い吐息とシーツが小刻みに擦れる音がする中、

菜奈美が絶頂を迎えても孝志は容赦なく腰を振り続けて、

孝志もその時が来た様で、

「いくよ」

そう囁いて、腰を最後の一振りをして動きが止まったかと思うと大きく痙攣をして、

大きなため息をついた、

快感に耐えられなくなった体の痙攣と心地よい疲労感、

まだ硬い孝志のあれが菜奈美の体から抜けてゆく感触、

繋がっていた部分んが解放される感覚、

激しい無酸素運動を続けていた孝志の呼吸はすぐには元には戻らない様で、

孝志の息づかいだけがする部屋の中、

菜奈美は孝志の衝撃を受け続けた自分のそこを寝返りをうち背を丸めて両手でそこを押さえた、

感覚が麻痺していて、両手を添えていないと落ち着かない気持ち、

孝志の愛を受け止めた余韻に浸る菜奈美

この時孝志は、元の大人しく穏やかな男に戻っていて、

息を整えながらゴムの後始末をしている、

菜奈美は、余韻に浸っていたい、

そんな菜奈美の気持ちを孝志は、分かっているようで、

菜奈美のエッチの余韻を感じる時間の邪魔をしない。


つづく。