女性の聖域、

孝志は菜奈美自身を見つめながら、

「痛いかなー?と思ったらすぐ言ってね」

と言って菜奈美の顔を見ると、

菜奈美は少し首を持ち上げ、頷いた、

多分、菜奈美も何が始まるのか好奇心と、当然少しの恥ずかしさや不安のある表情、

孝志はそこへ身を伏せて、自分の口を寄せ、愛おしく舐めた、

自分も女性に夢中になった様に、菜奈美にも夢中にさせたい、

孝志は指、唇、舌を使い、菜奈美のその桜の蕾の様な膨らみを愛した、

でも、男性のそれとは大きさが違うので、やはり指先で攻めた時の方が菜奈美の反応は分かりやすい、

孝志は人差し指で蕾の様な膨らみを左右に連続して擦り、

「これ、気持ちいい?」

と尋ねると、せつない吐息の様な声で菜奈美は返事をした、

「いい・・・」

その声を聞いただけで、

孝志は、とろけそうな気持ちになる、

菜奈美のそこは十分に濡れていて、菜奈美の気分も体も出来上がっているようだと孝志は思い、

菜奈美を見て、

「菜奈美、次は僕にしてくれる?」

そう孝志が問いかけると、

菜奈美は力の抜けた表情で頷く、

孝志がベッドに横になると、菜奈美は呼吸を整える様に深い息をしてから背を起こし、

孝志の表情を見てから、孝志の下半身に目を移した、

孝志は菜奈美の一挙手一投足を見守った、

経験のない女性が何をどうするのか興味がある、

すると、やはり自然と手が出る感じではなく、困っている気持ちが滲んで見える菜奈美の背中を見て、

孝志は下半身のそこに力を入れると、孝志自身が生き物の様にビクンと動いた、

菜奈美はそれを見て、驚いたのか孝志の顔に視線を移し微笑んだ、

それで孝志は言った、

「菜奈美なりに撫でてみて、可愛い可愛いって感じに」

菜奈美は孝志の下半身に視線をやり手を伸ばして触り始めた、

しばらく触って菜奈美は言った、

「硬い」

孝志はそんな菜奈美に、

「親指と人差し指で輪っかを作って、上下させてみて」

菜奈美は言われた通り、手のひらで硬いそれを包み込み上下し始めた、

すると孝志は男って単純な作りをしてるよなと、しみじみと思った、

経験のない女性でもこう言うふうに愛撫すれば気持ちよくなってしまうのだから、

孝志は補足した、

「濡れた手で石鹸をつかむと石鹸が滑るから、そっとつかむでしょう、それくらいの力加減でやってみて」

菜奈美は納得した様に頷いて、孝志の言った通りの力加減でしごき始めた、

孝志はその菜奈美の与える刺激がみちがえるほど良くなり、思わず息を呑んで、

「あっ!それ、それいい」

そう言って目を閉じて、崩して座っている菜奈美の膝に手を置いて、菜奈美の膝を優しく撫でた、

孝志はひとしきりそれを楽しんで、

目を開いて、

「じゃ、口でしてくれる」

そう言うと菜奈美は崩していた足を座り直して、

孝志の下半身に口を近付けくわえて上下し始めた、

孝志は細かい事はこれから徐々に教える楽しみがあると思い、

「菜奈美、そろそろ一つになる?」

と声をかけた。


つづく。