私は、プロスポーツ選手だった。
オリンピックの夢に届かず、次の人生を設計している。
これまで、オリンピックというシンプルな目標を目掛けて突き進んできた。
だが、これからの人生設計は、そう簡単ではないと予感している。

私は、25歳になった。
今のこの選択が、今後の人生に大きく影響してくる。

 

私の学生時代の夢は、教師になること。
大学では、教育について必死に学んだ。

 

オリンピックがひと段落して、次の仕事を選択するにあたり、
もちろん教師は有力候補の一つだ。
実際に教育員会で面接も済ませ、明日からでも先生になることができる。

だが、何か、引っ掛かる。
今先生になるべきだろうか・・・


きっとこの不安の正体は、「自分の行き着くところが分かっている」ことだと思う。

これまで、小学生、高校生、大学生で、学校の先生の姿を見てきた。
大学でも、より専門的に教育について学んだ。
先生になったら、どんな未来が待っているか想像がつく。
もちろん、とても魅力ある職業だ。だが、今なるべきなのか。。。

 

本当に自分がしたいことは何だろう。
今、経験することで、将来、先生になった時に活きる事は何だろうか。
若さを活かして、何か挑戦することもありではないか。
本気で考えた。。。

「教育者として、縁あるすべての人を笑顔にしたい」

これが、今の僕の答えだと思う。

その時、ふと思った。
「教師を育てる教師になるの面白そう。あ、大学教授はどうだろうか」

その場ですぐに、知り合いの大学教員に連絡した。
そして、直接会いに行き、話を伺った。

大学教授になる難しさ、面白さ、やりがい、
リアルな話を聞けた。
心の底から、魅力を感じた。
大学教授として、教師を育てることで、どれだけ多くの子どもたちが豊かになれるのだろう。

想像するだけで、ワクワクしてくる。

 

大学教授は、僕の選択肢の一つとなった。
そして、今、大学教授になるための計画を本気で考えている。

 

尊敬できる人に「会いに行く」この行動一つで、人生が変わる。
このことを多くの方々に知ってもらいたい。
そして、僕自身も先生になり、生徒・学生たちへ伝えて行きたい。

 

だから僕は今、多くの方に出会い、様々なことに挑戦していく。
よし、頑張ろう。