奥様は人見知りが激しいお方

部屋には誰も寄越さないように

宿屋は貸切で

身の回りのことは我々が行う

 

 

「身分は明かすな

人目を避けろ

守りに徹するに相応しい場所を」

 

と言う隊長の厳命を受け

宿の手配をしたチュソクは

本隊到着前にもう一度

宿屋の主人に念を押した

 

 

はい 仰せのままに

 

 

そこへ船の手配に向かった

トクマンが憤慨しながら

戻ってきた

 

 

この港の船

全部出払っているってよ

信じられるか?

絶対誰かの嫌がらせだ

テジャン(隊長)に叱られるのは

この俺なんだぞ

 

 

トクマンの報告を聞いて

チュソクは顔をしかめた

付きまとう怪しい気配

船の貸し渋り

一行を足止めしたい輩の

仕業だろう

 

 

わかった

俺からテジャンに報告しておく

そろそろ大君・・・いや

もう王様って呼んでいいのかな?

本隊が到着する頃合いだ

この宿まで誘導してくれよ

 

 

チュソク ありがと〜

俺 テジャンに

蹴り入れられる覚悟だった

テジャンに嫌われたくないよ

 

 

あれ?お前

いつからテジャンの信奉者に

なったんだよ

空席だった隊長の地位は

チュンソクプジャン(副隊長)が

引き継ぐべきだって

主張してなかったっけ?

若造にこの隊の隊長が

務まるわけないとも

言っていたぞ

 

 

おいおい チュソク

あれはテジャンを

知らなかった時の・・・

言うなれば

いっときの気の迷い

忘れてくれ

 

 

トクマンはこれ以上

チュソクに余計なことを

突っ込まれないように

大急ぎで表に向かい

本隊を出迎える準備にかかった

 

チュソクはトクマンの

後ろ姿を見送りながら

ふとチェ・ヨンが隊長に

就任した時のことを

思い出していた

 

彼には色々な

噂や逸話があった

名家の出自ではあるが

幼くして家を出て

武者修行を積んだ強者

 

闇の組織に席を置き

悪を懲らしめていた

その功績で王宮の親衛隊に

隊長として呼び戻されたらしい

 

この国一番の剣術使い

鋭い眼差し

キレのいい足捌き

そして何より

優れた内功の使い手

しかし

実力に驕ることはない

 

厳しい表情の中に

時折見せる柔和な顔も

隊員たちの心を掴んで知る

 

そんな

部下思いで知略に富む彼が

どうして

一度は捨てた表舞台に

戻ってきたのか

真相を知るものはいない

なんとも謎の多い男でもあった

 

 

 

トクマンの出迎えを受け

チェ・ヨンはノグク公主の

馬車に向かった

 

 

今宵はこちらに滞在いたします

ご不便をおかけいたしますが

お許しください

 

 

わかりました

 

 

ノグク公主は表情ひとつ変えずに

男の国の言葉で答えた

まだ若いというのに

たいそう肝の座った女人で

属国に嫁ぐことを

嘆いているそぶりもなかった

 

大君の敵では

ないのかもしれないが・・・

 

男は勘ぐりながら

不躾にその女人の横顔を見た

 

 

宿屋に着くと

男はすぐさま辺りを検分をし

主人夫婦を二階の奥の一室に

連れて行った

 

 

狭いですが

辛抱ください

 

 

妾はかまいませぬ

 

 

ああ 余もかまわぬ

テジャン よろしく頼む

 

 

はっ

甲組は屋根の上

乙丙は外を

丁は部屋の周りだ

しっかり見張れ

気を抜くな

 

 

王家親衛隊ウダルチは

国一番の精鋭部隊

過去にはそう言えないほど

弱体化していたのだが

男が隊長に就任して以来

厳しい鍛錬の成果で

隊員の実力もメキメキ

上がっていた

 

男はそれぞれの配置を確認し

自分は主人夫婦の部屋の

扉ひとつ隔てた場所に陣取った

 

これから王家を継ぐ主人夫婦は

どこかよそよそしい風が吹き

帰国の道中

二人が話をしているところすら

男は見たことがなかった

大君は男と姉の話ばかり

ノグク公主はダンマリを決め込む

政略結婚とは そんなものか?

 

男はふぅと息を吐く

 

あの方は今頃どうしているだろう

俺が王宮へ戻るまで 

どうかどうか怪我ひとつなく

ご無事でいてください

いのりにも似た思いで

男は目を閉じた・・・

 

 

「そろそろ戻ってはどうだ?

この王宮がいかに魑魅魍魎と

した場所か

王子を狙ったあの一件で

そなたも思い知ったであろう

故に力を蓄えるため

出奔したのであろうが・・・

そろそろ

本来のいるべき場所に戻り

公主の剣として公主を

守ってはくれぬか?」

 

先王が逝去する少し前

王宮に呼びだされた男は

ウダルチ入りを打診された

 

その時

先王の異母兄弟である

庶子の徳興君が

自分の地位固めのため

あろうことかウンス公主との

婚姻を目論んでいることも

聞かされた

 

卑怯なあの男の毒牙から

清らかなあの方を

お守りせねば・・・

 

男に迷っている暇はなかった

そうして

ウダルチ入りを決めたその矢先に

先王は亡くなった

 

表向きは急な病

しかし

側室ファスインの寝所で

首の辺りが爛れた状態で

見つかった

権力を振りかざすキ一族

そして

慌ただしく動き出した政局

 

幼いファスインの息子に

王位を継がせて

陰でファスインと

兄のチョルが

傀儡政治を行うことは

目に見えていた

 

それに

真っ向から異を唱え

弟ワン・ギの皇位継承の

正当性を元国に掛け合って

認めさせたのは

曲がったことの嫌いな

ウンス公主だった

 

だがそのために

ウンス公主が反対勢力に

襲われたことを

男はまだ知らなかった

 

なぜなら 事件は

男が元国に向かった後に

起こっていた

図らずも

ウンス公主に対する

男の不安は的中したのだ

 

 

新しい王を守り

必ずや 姫のもとへ

戻りますゆえ

どうか

大人しゅうしていてくれ

 

 

そんな男の願いも虚しく

今度は

屋根の上に矢が降り注ぐ

敵の奇襲作戦だった

 

 

黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花黄色い花

 

 

台風が通り過ぎたと思ったのに

天気は不安定で

今日は地震による津波注意報

皆様の街はお変わりないですか?

 

宇都宮のクマのニュースや

残忍な事件ばかりが目につく

ありえない毎日です

 

ちょっと楽しいことや

ちょっと幸せなことを

たくさん見つけて

気持ち穏やかに

暮らせるといいですね〜

 

ゆるゆるとお話は進んで

おりますが

どうぞまた

お付き合いくださいませ

 

安寧にお過ごしくださいね〜

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6月6日は

推しキムヒョンジュンの

誕生日でした

ひっそりお祝いしました

笑笑

 

今月はイ・ミンホssiの

お誕生日もありますね〜

6月はいい男が生まれる月

なのでしょうか?ドキドキ

 

推しの新曲が出ました

最初の出だしは花男の

パロディだよなぁ?

この曲聴くと

無性にチキンが食べたくなる生ビール

笑笑下矢印