8月31日7時半に邑南町に向かうバスに乗って、松江を出た。長時間の経過と共に、バスの窓から見える両側の道の景色がだんだん変わっていった。「島根は田舎だ」とよく言われるが、松江に住んでいるとそんなに田舎だと感じない。それより邑南町のほうが田舎だ。初めて本当の日本の田舎を見た。周りを見ると、山々が連なっている。家は日本式の家で、あちこちに点在している。今の時期は秋だから、黄金色の田んぼがたくさん見られた。なんだかベトナムのおばあさんがいる田舎を思い出して、心が落ち着いた。

 

 私の民泊先は「マーボーの家」だった。初めてマーボーママと会ったとき、すぐ親近感が湧いた。外見から話し方まで普通のおばさんだが、その雰囲気が好きだ。ママの車に乗っている時、ママが前の車を見て、「あれは土居ランドの車だ」とか「車を見ればわかる」などと言うのを聞いて、私はふっと笑ってしまった。ここの皆さんは長い付き合いのようで、いいなと思った。ママは旅行が大好きで、世界中の様々なところを回っていた。「世界不思議発見」という番組を見て旅行に行きたくなったそうだ。私もママのように色んなところに行ってみたい。ママはご縁を大切にする人だ。私たちはママのいくつかの出会いについて聞かせてもらった。ママはなんと俳優さんと食事したことがあって、映画にも出演したことがあるそうだ。

 私は中国人の女の子と一緒に泊まっていた。とてもいい子だった。二人の共通点は写真を取ることが好きで、互いに写真を撮りあって、たくさんの思い出を残した。ママは田んぼを持っていないが、小さくて素敵な庭を持っている。その庭にはナツメ、トマト、イチジク、ラベンダーなど面白い植物が揃っている。それと不思議なのはママの庭に四葉のクローバーがいっぱい生えているのだ。それで、私たちは四葉のクローバーを取ってしおりを作った。そして、今回の民泊を通して自分もなにか植物を育てたくなった。

 また、ママとパパにピザや紫蘇のジュースや広島風のお好み焼きや鮎焼きなどたくさんの美味しい料理をご馳走してもらった。

 新しい出会いがあった。また、再会できるかどうかわからないが、いい思い出として私の心に残っている。