西郷さんは、女性を蔑む心情を持つ人物として、厳しい描かれ方をしていたかな。
ストーリー上、本来、男であったはずの御台所(和宮)が、女性であったことを利用して、将軍は男性であったとし、徳川家は恥ずかしいものではない。→だから慶喜の切腹も求めない…という流れからの、
和宮が、西郷に「御台様」と呼ばれることで、パラレルワールドから脱したような?ほんとの歴史に戻ったような感じがしました。
過去にこんな世界線がほんとにあったのでは…と思わされるような、最後のストーリー展開だったなぁ。
そして、心に残るセリフの数々
家茂の着物を着て登場した和宮に対して、
天璋院「それが誠のあなた様なのでございますね」
和宮「なにいうてはんの。私はいつだって私です」←ステキ
天璋院「まことよう、お似合いでいらっしゃいます」
京言葉で返す天璋院に、有功の影を感じて、胸が締め付けられるような想いがしました
宴を離れて空を見ながら、
和宮 「これで良かった?上さん」
という姿に
天璋院 「悲しみばかりであったか?そなたにとって大奥は?」
瀧山 「いえ。この上ない喜びも、出口の見えぬ悲しみも」
というやりとりと瀧山の表情に
御鈴廊下に座る瀧山が思い出す、大奥の歴史。
主題歌「白色蜉蝣」をバックに、これまでの将軍たちの、それぞれの孤独との戦いが切なすぎる
家光と有功の再登場のシーン(今回あらたに撮影された)は、たまらないものがありました
もう、泣いてばっかりだ
後半15分は、明治を生きる天璋院と瀧山の回想を通して、ものすごい情報量で、これまでのストーリーのひとつひとつが一気につながっていくことに驚愕!
ストーリーに置いてきぼりにされる感じもなく、ものすごく自然な会話の中で、違和感なく全てがつながっていき、そのひとつひとつ全てに驚かされつつも、決して無理やり感がなく、スッとストーリーが入ってくる感じに感動しました!
原作、脚本素晴らしすぎ!!
2023年1月クール、10月クールと2クールに渡って放送された「大奥」。
キャストさんたちの素晴らしい力を発揮させる、ストーリー、脚本、演出、お衣装、セットなど
毎話、どのシーンも素晴らしくて、画面に食い入るようにして拝見していました。
100カメで、その裏で支える皆さんの仕事ぶりを、ドラマ放送期間中に拝見できたのもとても、貴重だったなぁ
古川雄大くんと福士蒼汰くん、美の共演というだけでなく、二人の芝居の実力の凄さをあらためて感じました
ほんわかした雰囲気は、ちょっぴり似てるところもあるのかな
今後、舞台での共演とかも見てみたくなるくらい、素晴らしかったなー
素敵な作品をありがとうございました
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
余談ですけど、そのほかに感じたあれやこれや…
瀧山と勝海舟(味方良介さん)との場面を見て、ミュージカル「黒執事〜豪華客船編」での共演を思い出し、テンション上がりました!
2人でお話したりしたのかなー??
一命を取り留めた瀧山が、「まだこちらに来るなと、家定から追い返されたのかもしれない」と話すのを聞いて、シシィから拒否られて黄泉の国に帰れなくなって焦るトートが一瞬頭をよぎりましたw←ゴメンナサイ
家定を看取った医師役に、宮野真守さん登場!
福士くん×マモちゃんの並びを見て、
「髑髏城上弦の月チーム、下弦の月チームの捨之介じゃないかーー
」と心の中で叫びました。
そして、この二人の共演作品、劇団⭐︎新幹線、「神州無頼街」の11月WOWOW放送分を録画したまま、まだ見ていなかったことを思い出し、昨日見ましたー!!
福士くん、初舞台の髑髏城の時も良かったけど、さらに腕が上がっていて、めちゃくちゃ良かったー!
福士くんとマモちゃんの掛け合い最高だったし、木村了さんもが出演されてたのですね
公式さんがアップしてたスリーショットこういうことだったのか!
メイキング動画で、ステッキも振り回している福士くんは、「神州無頼街」の“永流”じゃないですか!
古川くん、福士くん、木村了さんと、舞台の話とかしたのかなぁ?
岸井ゆきのさんも、髑髏城に以前出演されてたから
「大奥」は、エリザチームと新幹線チームのコラボみたいだなぁw
★ゲキ×シネ「神州無頼街」★(2022年作品)
★ミュージカル・ピカレスク「LUPIN」(絶賛公演中)