なんかもうどうやって謝ったらいいんだろうね。
「知らないですよ。半年以上放置しといて許されるとは思わないでくださいね。」
思ってはないけどさ、でもさ、もう書き始めとか、どうすればいいのかもう、わかんないよ。
「グダグダ喋ってないで歩いてください。みなさんもう集まってますよ。」
・・・いいの?
「何が。」
「こんなやつがまだ、ここにいて。」
「少なくとも貴方がいなければこの世界は進まないので。」
「うっ・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「やっときたー。」
そういうのは、赤いベレー帽を浅くかぶり、綺麗な黒髪を二つに分けて結んだ少女だ。
服はうさぎのキャラクターがでかでかとプリントされたうすピンクのTシャツに、シンプルなジーンズ。
ベレー帽が浮いて見えるが、彼女の大切なものだと知っている者にとってはむしろ愛しく思える。
「パレット・・・。」
「みんなー。裏切り作者がきたよー。」
パレットと呼んだ少女はそう大きな声をだした。すると、パレットの後ろからゾロゾロと人が現れる。
「おー。ひさしぶり~~。何年ぶりだ?」
「先輩!まだ1年はたってません!・・・半年たってますけどね。」
はじめに声をかけてくれた少年は金髪をセンターで分け、青い瞳をキラキラと輝かせ、詰め寄る。高身長で、顔も整っている方だが、常識はずれなやつで、一言で言えば残念なイケメンといったところだ。
一方、その少年の間違えを正した少女は胡桃色(くるみいろ)の髪を白いバンダナでまとめており、白いワンピースの上に薄ピンクのエプロンドレスを上から付け、清潔感の感じられる。
毒を吐くときの彼女は普段はおっとりした印象をうける垂れ目をジトーっとし、 を見つめる。
「リオ・・・ココロ・・・。」
リオと呼ばれた少年は「はい!」と元気に返事をし、ココロと呼ばれた少女はえへへと笑っている。
「記憶はあるんだな・・・。・・・なかったら許さないけど。」
物静かに罵るのは、右目を紫がかった黒髪で隠し、紫を基調とした気品溢れる服を着ている。わずかに見える肌の色は、白く・・・だが、不健康そうな印象は受けない不思議と心地いい色をしている。左目でしっかりと を見つめ、無表情で毒づく。
「レイ・・・。」
名前を呼べばこくりと小さく頷いてくれた。
「ねーねー。僕らのことも忘れてないよね~?」
「ここまでキャラ濃いやついねーから覚えてるだろ。」
「じゃあネオ君は覚えてもらえてないかもね!」
「はぁ!?」
バカな会話を繰り出すこいつらを忘れるわけない。
色素の薄めの金髪で、その髪はクセでなのかクルクルとあっちこっちに巻かれ、ぴょんっとはねている。その髪を上から押さえつけるかのようにピエロのような帽子をかぶっている。それでも端からはみ出て、跳ねている。陶器のように白い頬には星と雫が描かれている。ここまでなら、道化師のように見えるが、服は黄色く派手なデザインが特徴のシャツの上から、真っ白な白衣を羽織り、腰に白衣の上から茶色いベルトをつけている。一気に非現実と現実を突きつけられたようなデザインのセンスは、流石彼だと言える。どこか機械音のようにも聞こえる特徴的な声質は、やはり【あの子】に似ている。
もう一人、ネオと呼ばれた少年は、人工的に付けられたような黒髪に、色素の薄い金髪が4、5本混ざっている。普通は肌色が見えていなければならない顔の端には、本来あるはずの肌色はなく、代わりに、猫のような黒い耳が生えている。黒い柄のないパーカーに半ズボン。そのズボンの隙間からは『普通の人間』ではありえない、黒く、長い尻尾が揺れている。だが周りにいる彼らはそれが当たり前のように振舞っており、本人もそれほど気にしてない。まぁ、今になっては当たり前であるが・・・。
彼らの言葉に、 は少し微笑み、確かに言葉を返した。
「クラウス、ネオ・・・でしょ?」
少し得意げに。
その答えを聞いて二人は少し満足げにしている。
「これでいいんだよな?連れてこれるだけ連れてきたぞ?」
銀髪から下にいくにつれて黒くなる髪、頭のてっぺんには二つの角。右は黒、左は白だ。目も黒と白でわかれている。比較的に白い肌、頬には黒い跡がある。召使いなどが着るような服がボロボロになったような服を着ており、胸元にある紫の宝石は磨かれているようで汚れなくキラキラと光っている。背にはこれもまた白と黒で分かれている。全体的な色合いを言うのならばモノクロと
いったところだろう。
「ありがと。ドラク。」
へへっと、少し照れたように笑っている。
変わらないんだな。
『当たり前でしょう』
私がいなくても。
『 がいなかったから』
変わりなく進む。
『変わることは止まった。』
がいる必要はあるの?
『必要性に興味ないけどさ・・・
は・・・彼らがいないと寂しいよ。』
「さ、次はこちらですよ。」
そういう彼の声は、やはり、安心できる声だった。
はドアのノブをつかみ、少しためらう。
一番近くにいてくれた人を、一人で勝手に遠ざけた。
相手は許してはくれないだろう。
これが最後か否か。
それさえも、 のさじ加減一つ。
ようは気まぐれなのだ。
捨てるのも、拾うのも。
終わるのも、続けるのも。
続けることを否定され、続けるのを辞めるのも。
「ほら、何やってんですか。待たせてるんですよ。」
わかってるよ。
わかってる。
半年間。
長い月日。
『ガチャリ――』
この行動のためだけに用意された空間に、その音が響き渡る。
後ろでは大きく手を振ってくれたり、「あとでねー」と声をかけてくれる。
そんな人がいる。
これで満足じゃないの?
は振り返り、精一杯の笑顔で、
「ありがと」
と告げたのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ドアの先は森だった。
何かの建物から出たわけではなく、森の入口であろうこの場所にドアがポツンとある。
そのドアも上から下にかけて、光を散らして消えていった。
「さ、行きましょう。」
彼が手を差し伸べてくれる。
が手をとると彼はそっぽを向き、少し顔を赤らめている。
眼鏡の奥の瞳は目のやりどころがないのか、キョロキョロとせわしなく動いている。
会話もなく、目的地につく。
赤レンガに、緑の蔦がしがみつくように壁に寄り添っている。
茶色いドアにはシンプルな金色のドアノブ。なにか装飾されているわけでもなく、特に特徴があるわけでもない。
は深く深呼吸する。
「・・・」
吸った空気は懐かしさを帯びた森の匂い。
「・・・」
吐いた空気はドアの茶色に白を色づかせる。
『ガチャ――』
「ただいま。」
「おかえりなさいです!」
「おかえりー。」
「おかえりなさい。」
いつもの声が、
いつもの物音が、
いつもの笑顔が、
に向けられたそれら全ては、
の恐れていたそれら全ては、
が思っていたよりも、
辛く
悲しく
重く
切なく
懐かしく
嬉しく
優しく
響いた。
「ほら、早く入ってくださいよ。ドアが閉められないじゃないですか。」
そんな言葉を吐く彼も、ひと呼吸おいて
「おかえりなさい。」
そう、確かに言った。
『わたし』の涙腺を緩ませるには、十分すぎる、その言葉に。
わたしは震える声を隠すこともなく、
「ただいま」
わたしも確かに、そう言ってみせた。
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どうも・・・。
震える手で小説書いてますハルリーナです。
覚えていらっしゃるでしょうか?
美化しすぎ。美化しすぎやって・・・(汗。
失踪仕掛けたのにはまあ、理由はあります。そのうちアメンバー限定で書くと思う((
こんなふうに許してくれたら良かったのにな・・・(遠い目
ホントはこれともう一つ考えがあって、本気でギャグに走ろうかと・・・。
でもここまでほっておいてギャグで「たっだいまー。帰ってきたぜーてへぺろ!」みたいなノリで帰ってきたら本気で殺されると思ったので(汗
自分を美化してまで何をしてんだこの作者。
もうあとがきも何書いてるのか分かんなくなってきた。なってきた。
言い回しが同じだったり、説明が下手になったり、なんかいろいろひどくなってる。
でもほかのところでも小説自体は書いてたのに((
まあ、質問とかあればコメントしてくれれば返信するよ。するよ!
じゃ、お読みいただきありがとうございました。
・・・今後続けるかは・・・ちょっと・・・。考え中です。
ではノシ