〈あらすじ〉

いじめに遭っている少女・耀子、居所のない思いを抱え過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年・立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。


〈感想〉

大人の事情に振り回されながらも成長していく二人の子供の健気さが泣けた。ラジカセやドリフの時代なので、懐かしさとともに、田舎特有の男尊女卑もあって、読んでいて辛かった。

自立と自律の言葉が良かった。

続編も楽しみ。


自立、顔をあげて生きること。

自律、うつくしく生きること、新しい自分をつくること。